社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会は1950年(昭和25年)に発足、同時にヘレン・ケラー学院を開校して、あんま科からはり師、きゅう師の養成へと順次拡大してきました。また、視覚障害者の情報伝達に欠くことのできない「点字」の充実をはかるため、1968年(昭和43年)に点字出版所、1974年(昭和49年)には点字図書館を開設し、視覚障害者福祉の総合施設として代表的な存在となっています。
ヘレン・ケラー記念音楽コンクール(第50回までは全日本盲学生音楽コンクール)は協会発足以来、毎年開催し、視覚障害を持つ児童・生徒らの音楽家への登竜門の役割を果たしてきました。1982年(昭和57年)には海外盲人交流事業をスタートさせ、国際交流という時代の要請にいちはやく応えています。