東京ヘレン・ケラー協会(THKA)海外盲人交流事業のあゆみ

年度 主なネパール支援実績、関連事業など 全体事業費(円)
(うち海外援護費)
農村プロジェクト(円)
(うち海外援護費)
1982 10月、当協会内に「海外盲人援護事業事務局」発足。
1983
1984
1985 12月、第1次盲人福祉調査団をネパールに派遣。 4,208,758
(0)
1986 1986年5月、「愛の光通信」第1号を発刊▽1986~87年、ネパール・カトマンズで点字印刷所開設に協力。点字製版機、印刷機、亜鉛板、点字用紙など資材一式を船便で送って贈呈。職員が技術指導し、87年11月に稼働開始。89年7月、「NAWB点字出版所」が完成し、全国の視覚障害児統合教育校に点字教科書無料配布を開始。以後、点字出版事業として点字教科書の配布事業等への協力を続けている▽1986~87年、「ネパールに於ける視覚障害児教育の方法論に関する実践的研究」を実施。トヨタ財団から290万円助成▽1987年3~4月、第2次ネパール盲人福祉調査を実施。 11,707,104
(6,049,866)
1987 7,681,679
(0)
1988 1988年からネパール政府と、バラ郡での「CBR」(農村地域を基盤としたリハビリテーション)事業の実施に向けて協定書の調整を進め、1989年3月に協定書に調印した。89年6月に活動を開始し、眼科診療所併設の「CBRセンター」の建設(外務省補助金300万円など)を進めて、91年4月に完成。歩行訓練・生活指導・職業訓練などの拠点としてサービス活動を実施▽さらに農村プロジェクト特別会計を設置し、丸紅基金、庭野平和財団、トヨタ自動車などからも補助金等を得て、その他各種の支援事業を実施。「バラCBR事業」としては12年継続し、2001年6月に事業が完了した▽1992年3月、カトマンズ市にNAWBと当協会の連絡事務所開設。 3,596,876
(1,950,000)
2,809,060
(629,000)
1989 1,844,797
(480,154)
8,500,085
(7,000,000)
1990 6,364,502
(202,158)
8,143,575
(6,573,333)
1991 9,955,185
(6,967,352)
5,843,189
(4,849,193)
1992 CBR点字印刷所の建物老朽化に伴い1991年から進めた点字出版所の移転・新築工事が92年1月に完成。郵政省配分金等で事業費600万円。点字教科書製作が活発化▽海外盲人援護事業10年の実績が評価され、92年7月に外務大臣表彰を受ける▽1993年1月、CBR事業の一環としてNAWBと共同で統合教育事業を開始。2004年6月事業終了。 17,213,035
(10,689,570)
1993 93年ネパール洪水の被災障害者救援事業の一環で、94年1月、被災障害者家族約100人に見舞金渡す▽広報・募金活動の一環として93年、94年にチャリティーコンサートを東京で開き、海外盲人援護事業への協力呼びかけ。 14,025,774
(5,675,926)
1994 統合教育事業の一環で、1995年3月、視覚障害者福祉支援のためドゥマルワナ統合教育校寄宿舎を建設(バラ郡)。 13,420,671
(7,821,654)
1995 1996年3月、ネパール盲人援護事業の実績に対し、ネパール国王から「ゴルカ・ダクシン・バフ王章」を受章。 14,988,566
(9,037,138)
1996 国内の点字図書館で不要となった点字用紙の印刷用紙折機を譲り受け、ネパール点字出版所へ送る。 13,419,276
(8,641,776)
1997 事務局スタッフら延べ6人をNAWB点字出版所に派遣し技術指導・事業管理。 9,072,919
(5,419,126)
1998 笹川平和財団の助成で点字教科書の原版となる塩化ビニール板1万枚をNAWBに輸送▽事務局スタッフら延べ6人を派遣し技術指導・事業管理。視覚障害者福祉支援のためジュダ統合教育校寄宿舎を建設(ロータート郡)。 12,199,245
(9,244,245)
1999 「海外盲人援護事業事務局」を「海外盲人交流事業事務局」に改称▽視覚障害者福祉支援のためシャンティ統合教育校寄宿舎を建設(ルパンディヒ郡)▽事務局スタッフら延べ6人を派遣し技術指導・事業管理。 10,238,988
(6,997,470)
2000 6,349,453
(4,389,000)
2001 ネパールで学ぶ視覚障害児・者1004人を対象に点字教科書・副読本、点字カレンダーを作成し無償配布▽「バラCBR事業」終了。 6,886,044
(5,337,000)
2002 ネパールで学ぶ視覚障害児・者約1000人を対象に点字教科書・副読本、点字カレンダーを作成し無償配布▽「バラCBR事業」に付随した「眼科診療所」運営の支援事業終了。 6,531,274
(4,826,497)
2003 ネパールで学ぶ視覚障害児・者約1000人を対象に点字教科書・副読本、点字カレンダーを作成し無償配布。 5,988,688
(5,006,819)
2004 点字教科書作成等の事業継続のためフォローアップ事業開始。以後、毎年30万円送金するなどし、支援を継続。 996,477
(501,892)
2005 毎日新聞東京社会事業団の寄託による「ネパール視覚障害児奨学金事業」を統合教育校7校を対象に開始。2009年度事業終了。 2,284,943
(1,504,868)
2006 「バラCBRセンター」の改修工事を3年計画で開始。 2,631,755
(1,800,000)
2007 バラ郡のドゥマルワナ統合教育校の寄宿舎を2階建てにする建設工事。 3,653,009
(2,800,000)
2008 ネパール支援事業の後援者で2007年に亡くなった故安達禮雄氏の遺族からの寄付金を基に視覚障害児童・生徒を対象の奨学金給付「安達禮雄育英基金」創設し、2008年11月にNAWBと覚書交換。200万円。 4,763,802
(3,800,000)
2009 視覚障害者男性から「亡父の遺徳顕彰」との寄付金を基に視覚障害児童・生徒を対象の奨学金給付「正雄育英基金」を創設(200万円)。さらに、「正雄育英基金」寄付者の家族からの寄付金を基に視覚障害女子支援の奨学金給付「順子女子育英基金」も創設(200万円。2024年に100万円追加)した。 6,353,890
(5,500,000)
2010 「安達禮雄育英基金」「正雄育英基金」「順子女子育英基金」の3基金とも2010年4月から奨学金給付を開始。 1,465,031
(500,000)
2011 3基金の運用益により統合教育校6校19人の視覚障害児童・生徒に奨学金給付。以後、毎年給付事業を継続し、事務局が実施状況をモニター。 947,569
(300,000)
2012 9月、NAWBへの貢献により、NAWB創立25周年記念式典でTHKAに「感謝額」が贈られる。 941,529
(332,772)
2013 888,278
(300,000)
2014 914,237
(300,000)
2015 4月にネパール中部でM7.8の大地震が発生し、NAWBの被災者支援を援助するため「愛の光通信号外」発行などを通じて国内での募金活動を開始。9月、NAWB会長を招き協会ホールで「被害者支援報告会」を開催。NAWBには救援金(155万3,000円)を送金した。 2,744,633
(1,568,000)
2016 NAWB主催で現地で12月に開催された「統一英語点字(UEB)ナショナルセミナー」の運営に協力。 1,411,515
(820,000)
2017 NAWBが統一英語点字普及事業として12月に現地で開催した第2回セミナーに協力。 1,387,662
(800,000)
2018 NAWBを財政支援して「統一英語点字(UEB)ハンドブック」(点字版)を作製し、統合教育校等に配布。 1,303,552
(700,000)
2019 940,876
(300,000)
2020 新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)流行の影響でネパール出張中止。 666,382
(300,000)
2021 COVIDー19流行の影響でネパール出張中止。日本盲人福祉委員会(日盲委)の助成で手指消毒薬とマスクをNAWBに提供し、視覚障害学生に配布。 774,647
(360,000)
2022 職員のネパール出張を再開し、25年度まで毎年継続。日盲委の助成で手指消毒薬とマスクをNAWBに提供。 1,099,713
(360,000)
2023 日盲委の助成で手指消毒薬とマスクをNAWBに提供。「順子女子育英基金」設立者から100万円追加の寄付。 2,297,751
(1,300,000)
2024 1,002,727
(300,000)
2025 6月、「THKA Japan基金」(300万円)創設のためNAWBと覚書締結。
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