本年度の「ヘレンケラー・サリバン賞」は、全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情)の元事務局長で、日本点字委員会(日点委)副会長、日本点字普及協会理事長の藤野克己(ふじの・かつよし)さん(78)に決定した。
第30回を迎えた本賞は、「視覚障害者は、何らかの形で外部からサポートを受けて生活している。それに対して視覚障害者の立場から感謝の意を表したい」との趣旨で、当協会が委嘱した視覚障害委員によって選考される。
贈賞式は10月7日、協会と藤野さんの自宅をオンライン(Zoom)で結び開催され、藤野さんに本賞の賞状と、副賞のヘレン・ケラー女史直筆のサインを刻印したクリスタルトロフィーが贈られた。以下、敬称略。