東京ヘレン・ケラー協会会報『青い鳥(L'Oiseau bleu)』 第48号 2026年7月13日発行 発行人:奥村博史 編集人:大木俊治 製作:広報委員会 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会(Established in 1950) 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-20 ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧 電話 03 (3200) 0585 FAX 03 (3200) 0608 点字図書館 電話 03(3200)0987 FAX 03(3200)0982 点字出版所、盲人用具センター、海外盲人事業交流事務局  〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 電話 03(3200)1310 FAX 03(3200)2582 ●2025(令和7)年度事業報告 【協会本部】 視覚障害者への支援に功績のあった人・団体を表彰する「第33回ヘレンケラー・サリバン賞」の選考委員会を昨年7月に当協会で開き、視覚障害者の有識者、当協会役員らの協議により、一般社団法人College Women's Associations of Japan(CWAJ、カレッジ・ウイメンズ・アソシエーション・オブ・ジャパン)を選定。贈賞式を昨年10月10日、3階ホールで開催した。  「第75回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」を昨年11月22日、東京都文京区のTOPPANホールで開いた。全国から27人が参加し、最も感銘を与えた演奏に贈られるヘレン・ケラー賞は、ピアノ1部1位の近江あさひさんが受賞した。参天製薬(株)、NPO法人イエロー・エンジェル(協賛者名「名古屋 宗次ホール」)の協賛、文科省、東京都教育委員会、全国盲学校長会、毎日新聞社などの後援を得た。  同行援護従業者養成研修事業は制度創設以来の大幅改定により、新カリキュラム(一般課程28時間・応用課程6時間)が施行された。当協会では、一般課程に独自の4時間カリキュラムを加え計32時間の研修を4日間の日程で計5回開催した。修了者は計85人だった(前年度88人)。また、修了者向けのステップアップ研修を昨年4月5日と10月11日に実施し計30人が受講した。 【ヘレン・ケラー治療院】 2025年度末の登録利用者数は19人。9月に1人がヘルスキーパーとして就職した。利用者の年齢層は20〜60代で、国家資格保有の内訳は、あはき師12人、あき師1人、あマ指師6人。このうちヘレン・ケラー学院(2025年3月閉校)の卒業生は8人。2025 年度の平均工賃月額は53,254円(前年度比202円増)で、東京都の就労継続支援B型事業所の平均工賃月額(2024年度24,283円)の約2.2倍だった。主な収入は施術料で、同年度の患者数は延べ1,510人(前年度比24人減)。初診1,000円割引キャンペーンにより、135人が初来院した。また、年末に約70人の休眠患者にDMを送付したところ20人が来院(うち9人が継続来院)した。名刺・封筒の点字印刷は計6,149枚受注(1枚10円税別)した。  利用者対象の主な行事は、健康診断(6月)▽納涼会(7月)▽接遇研修会(8月)▽JPモルガン東京オフィス出張施術(9月)▽防災訓練(10月と3月)▽クリスマス交流会(12月) ▽ヘルスキーパー交流会(1月)。職員の外部研修として、障害者虐待防止・権利擁護研修(講義・演習)▽障害・障害者理解研修などに参加した。 【点字図書館】  2025年度の自館製作図書のタイトル数は前年比で、点字図書は6タイトル減(54タイトル172冊)、デイジー図書は2タイトル増(20タイトル20枚)に留まった。貸出タイトル数は前年比で、点字図書は7%減(445タイトル1,688冊)、デイジー図書3%減(12,557タイトル12,742枚)と、いずれも減少となった。  2025年度にサピエ図書館へ登録したコンテンツは、点字データが61タイトル190巻、音声デイジーコンテンツは51タイトル438時間だった。また当館登録コンテンツの年間利用状況は、点字データが1,004タイトル3,391巻(延べ利用者数3,342人)、音声デイジーコンテンツが370タイトル3,421時間(延べ利用者数12,794人)だった。  点訳ボランティアの勉強会を各グループで計71回開催し、延べ850人が参加した。音訳ボランティアの養成講習を5月から10月まで21回開催し、延べ151人が参加し6人が修了した。また既存ボランティアの勉強会を5回開催し、延べ45人が参加した。第51回ボランティア懇親会を11月19日に開催し、5年継続して活動した点訳ボランティア3人、触読サポートボランティア1人を表彰。発達性読み書き障害の当事者で言語聴覚士の関口裕昭さんによる講演を催した。2026年3月末現在の利用登録者数は1,750人で、前年度末から13人減(9人増、22人減)となった。毎週水曜日に開催する中途視覚障害者対象の点字講習は、44回開催、延べ99人の参加となった。 見えない・見えにくいことによる不自由さを軽減するための日常生活用具・補装具、制度の紹介などの生活相談40件(うち訪問支援は20件)、移動や日常生活動作、情報機器操作などの訓練79件(うち、訪問支援は75件)を実施した。 【点字出版所】 2025年6月22日投開票の東京都議会議員選挙、7月20日投開票の参議院議員選挙、2026年2月8日投開票の衆議院議員選挙をはじめ、点字版・音声版の「選挙のお知らせ」(選挙公報)の製作を多数受注し、遅滞なく発行した。地方自治体の点字版・音声版広報や「くらしガイド」「ハザードマップ」、NTT電話帳、各種点字シールなども受注・製作した。 文部科学省著作点字教科書の小学部「算数」、中学部「歴史」「道徳」、学校教育法附則第9条に基づく当協会発行の小学部「家庭科」、中学部「技術・家庭」の2025年度分を製作し、視覚(特別)支援学校に納入した。理療科用教科書3教科の点字版、拡大文字版、デイジー版(音声版)、点字データ版、UDブラウザ版も製作し納入した。月刊誌「点字ジャーナル」を年12回、生活情報誌「ライト&ライフ」の点字版を年23回(1回は合併号)、デイジー版(音声版)を年12回発行した。 このほか視覚障害者からの要請に応じ、点字用紙やデジタル感光器を販売した。 【海外盲人交流事業事務局】 7月にネパール盲人福祉協会(NAWB)と「THKA Japan基金」創設の覚書を交換し、10月に基金の300万円をNAWBへ送金して運営・管理を委託した。また寄付者とNAWB、当協会が設立した三つの育英基金事業(安達禮雄基金、正雄基金、順子女子育英基金)について、執行状況を引き続きモニターした。 活動報告として「愛の光通信」を7月と12月に発行し、協会ホームページに掲載するとともに、希望者にPDF版とTXT版をEメールで届けた。  事業縮小にともない、障害分野NGO連絡会(JANNET)と、日本ネパール協会から2025年度を最後に退会した。 ●2026(令和8)年度事業計画 【協会本部】  第76回ヘレン・ケラー記念音楽コンクールを東京都文京区のトッパンホールで2026年11月21日(土)、「日本で唯一の盲学生のための音楽コンクール」として継続、開催する。2015年度から協賛を得ている参天製薬(株)と、2022年度から協賛を得ている「名古屋 宗次ホール」に今回も協賛をお願いする。後援は従来通り、文部科学省、東京都教育委員会、全国盲学校校長会、毎日新聞東京社会事業団などに依頼する。  視覚障害者への支援に功績のあった晴眼者・団体を表彰する第34回ヘレンケラー・サリバン賞は、当協会3階ホールで10月、贈賞式を開催する。同行援護従業者養成研修は、計5回を予定し1回あたりの定員は20人。また、ステップアップ研修も2回行う。  給与計算を委託しているみずほ銀行の関係会社が給与計算事業から撤退するのを機に、勤怠管理をセットにした新しい給与システムを、法人全体で導入する。これに伴い、点字出版所のタイムカードは廃止する。新システムを運用している企業と契約して7月ごろに試験導入し、新年度内に新システムに全面移行する予定。 【ヘレン・ケラー治療院】  障害者総合支援法に基づく就労継続支援B型事業所「ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧」は、開業5年目を迎える。三療の国家資格を持った登録利用者(現在19人)を1日の利用定員である20人以上に増やし、訓練等給付費の増収に努める。あはきの施術を中心として名刺や封筒の点字印刷の受注を増やし、工賃向上に努める。自立に必要なパソコン操作について、希望者を募り、定期的に専門の講師を招いて訓練を行う。 【点字図書館】  点字・録音図書の製作工程を見直し、迅速な提供と製作数増加を目指す。また、未だデジタル化されていない録音図書を抽出しデイジー図書として遡及製作する。さらに触図の有効な製作・提供について調査・研究する。  点訳ボランティア養成講習を開催し人材確保を図る。活動中のボランティアに対しては、外部講師招聘による勉強会を開催するなど、点訳・音訳技術の向上に努める。とくに急務である校正者・デイジー編集者の養成に注力する。 利用登録者の図書利用を促すとともに、広く活字による読書が困難な人たちに向け録音図書等の利用を啓発する。録音雑誌の貸出方式を見直し作業の合理化を図る。  利用者のニーズを汲んだ的確なレファレンスのために、聞く技術・検索技術の向上に努める。蔵書目録を整備し利用者へ提供する。  書庫・事務室の整理・改修、また図書製作機器・備品を整備し、業務の円滑化を図る。  中途視覚障害者への点字講習会を実施する。受講者・修了者に対しては自主活動の場を提供する。見えない・見えにくいことによる不自由さを軽減するための相談・訓練を実施し、関係施設・団体と連携しながら適切な支援に努める。  利用者サービス向上のために、点字図書館・公共図書館との連携を深め、施設間協力の推進に努める。全国視覚障害者情報提供施設協会、日本盲人社会福祉施設協議会情報サービス部会等に委員を派遣し各活動に協力する。 【点字出版所】   地方自治体および議会の「点字版・音声版広報」をはじめ「便利帳(くらしガイド)」、ハザードマップ、NTT電話帳、民間企業の点字版・音声版の「カタログ」などを積極的に受注し、製作する。 2023年に落札・受注した文科省著作点字教科書小学部「算数」、2024年に落札・受注した同中学部「歴史」「道徳」の教科書の製作を引き続き行い、注文に応じて納入する。これと別に文科省から委託を受けた、いわゆる学校教育法附則第9条本点字教科書である小学部「家庭科」、中学部「技術・家庭」も注文に応じて製作・納入する。当協会が発行する「生活と疾病IA」「生活と疾病IB」「地域理療と理療経営」の3科目の教科書(点字版、拡大文字版、音声版、電子版)を注文に応じて供給する。日本理療科教員連盟(理教連)と理療教科用図書出版会が連携し、慶応義塾大学・中野泰志教授の研究室などの協力を得て2023年度から供給を始めた電子版(「点字データ」と「UDブラウザ」の2タイプ)についても安定供給に努める。  月刊誌「点字ジャーナル」を年12回発行する。生活情報誌「ライト&ライフ」を点字版は年23回(うち1回は合併号)、デイジー版(音声版)を年12回発行する。  職員の資質向上のために、多くの職員が編集・校正、点訳・製版、印刷の各業務に習熟できるように研修の機会を設ける。また日本盲人社会福祉施設協議会(日盲社協)の職員研修会に参加するなど他施設と交流して知見を広める。  盲人用具センターは、利用者の減少を受けてサービスを縮小し、事業閉鎖への準備を進める。 【海外盲人交流事業事務局】  ネパール盲人福祉委員会(NAWB)に運営・管理を委託した「THKA Japan基金」および三つの育英基金事業(安達禮雄基金、正雄基金、順子女子育英基金)について、NAWBから定期的に報告を受け、その執行状況を年2回発行する「愛の光通信」で寄附者などに知らせる。「愛の光通信」は協会ホームページに掲載するとともに、希望者にPDF版とTXT版をEメールで届ける。 ●理事 奥村博史 (福)東京ヘレン・ケラー協会理事長 大木俊治 (福)東京ヘレン・ケラー協会業務執行理事 横山晴夫 (株)ワールドスチューデントヴィレッジ代表取締役、NPO法人共生ネットワーク理事長 楯香津美 弁護士、青山学院常務理事 渡部聡 元公益財団法人毎日新聞東京社会事業団常務理事 渋谷卓司 公益財団法人毎日新聞東京社会事業団常務理事 ●監事 岩ア雄大 弁護士 宮井洋 元毎日新聞社取締役 管理統括 経理担当 ●評議員 長岡雄一 (福)日本盲人社会福祉施設協議会理事長 長岡英司 (福)日本点字図書館理事長   藤井亮輔  筑波技術大学名誉教授 初瀬勇輔  日本視覚障害者柔道連盟会長 三橋陽子  トーア早稲田マンション管理組合理事長 豊岡敬  元東京都福祉局障害福祉部障害福祉課長 吉田正則  日本障害者リハビリテーション協会常務理事 ●資金収支計算書(ホームページをご覧ください) (省略) ●事業活動計算書(ホームページをご覧ください) (省略) ●貸借対照表(ホームページをご覧ください) (省略) ●愛の光通信(LIGHT OF LOVE) No.66 2026.7 夏号・Summer 海外盲人交流事業事務局発行の『愛の光通信(LIGHT OF LOVE)』は下記からダウンロードして読むことができます。https://thka.jp/kaigai/reports/ ●第76回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール 11月21日  「第76回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」(東京ヘレン・ケラー協会主催、参天製薬株式会社・名古屋 宗次ホール協賛、トッパンホール会場協力)を 11月 21 日(土)午前 10 時から、東京都文京区の「トッパンホール」で開催します。  参加部門は器楽部門と声楽部門。参加資格は、視覚に障害がある児童・生徒・学生。参加費無料。旅費は自己負担。伴奏者は各自で依頼してください。  申し込みは、所定用紙に記入し、〒169-0072東京都新宿区大久保3の14の20、東京ヘレン・ケラー協会「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」事務局へ。締め切りは9月14日(月)必着。今回の特別演奏は、ピアノ・岩田紗奈(いわた・さな)さん。  問い合わせは、同事務局へ (電話03-3200-0525、E-mail onkon@thka.jp) ●2025(令和7)年度ご寄附者名簿 令和7年4月1日〜令和8年3月31日、五十音順(個人団体の順)・敬称略、温かいご支援ありがとうございました! 【本部扱い】 賛助会:参天製薬株式会社 一般寄付:金谷紫之、黒田敦子、小島亮、小島キエ子、萩原秀明、藤岡博、前田京子遺贈、水野進、匿名2件、NPО法人 イエロー・エンジェル、朝日管財梶A参天製薬梶A視覚障害者就労生涯学習支援センター、卒後鍼灸手技研究会、日本視覚障害ヘルスキーパー協会 【点字図書館扱い】 賛助会員:磯崎治子、宇田勉、斎藤紀年夫、鈴木韶子、鈴木健夫、鈴木由紀、楯香津美、戸沼京子、友野直美、畑千尋、福島ふさ子、村上工、山内経 一般寄付:青木弘、浅野正巳、甘粕貞子、小曽根久恵、笠井実、酒井町子、志村富雄、杉田安男、谷口旭、友野直美、二瓶幸子、長谷川あけみ、平野邦雄、藤田ひろ子、星野博子、松田千富美、宮本牧子、森明彦、山ア洋子、油布勝美、渡辺武松、渡辺亨 【点字出版所扱い】 宮村健二、株式会社高垣商店 【海外盲人交流事業事務局扱い】 一般寄付:在田一則、安藤生、石田隆雄、石原尚樹、岩屋芳夫、上野伊律子、遠藤利三、大西正廣、大橋東洋彦、大森純子、勝山良三、川尻哲夫、川田孝子、小林良子、酒井久江、白井雅人、杉沢宏、橋キヨ子、高橋恵子、田中正和、田村栄子、当津順子、鳥山由子、中原章雄、林紘子、原田美男、樋渡敏也、福山博、藤元節、本間昭雄、増野幸子、三宅正太郎、渡辺直明、NPO法人点訳・音声訳集団一歩の会、学校法人聖明学園古和釜幼稚園 ●ご支援・ご寄付のお願い  東京ヘレン・ケラー協会は、視覚障害者により質の高いサービスを提供するために、皆様のご支援・ご寄付をお願いしております。なお、当協会へのご寄付は、特定公益増進法人に対する寄付として、一定の要件のもとに税制上の優遇措置が受けられます。  詳細は、協会ホームページ(https://thka.jp/)に掲載しています。  お問い合わせは、東京ヘレン・ケラー協会(電話03-3200-0525)へ。 ●助成事業報告 下記の通りご助成を受けて完了しました。ご支援、誠にありがとうございました。 社会福祉法人新宿区社会福祉協議会 備品整備・施設整備(株)日本財託 一、事業名 治療院内無線LAN整備 一、総事業費 385,000円 一、助成額  308,000円 一、完了年月日  令和7年10月12日 執行 東京ヘレン・ケラー協会 ヘレン・ケラー治療院 東京都社会福祉施設等への 非常用電源等整備促進事業補助金 一、可搬型蓄電池(予備バッテリーを含む) 2セットの購入  一、総事業費 399,580円 一、助成額  299,000円 一、完了年月日 令和7年11月6日 執行 東京ヘレン・ケラー協会 ヘレン・ケラー治療院 公益信託久保記念 点字図書援助基金 一、電動点字印刷機 ポインターの購入 一、総事業費 374,000円 一、助成額  374,000円 一、完了年月日 令和8年3月16日 執行 東京ヘレン・ケラー協会点字図書館 公益財団法人 日本盲導犬協会 歩行訓練事業助成金 一、視覚障害者を対象とした白杖等での歩行訓練事業 一、総事業費 570,000円 一、助成額  570,000円 一、完了年月日 令和8年3月31日 執行 東京ヘレン・ケラー協会点字図書館 ●編集後記 梅雨空で気の滅入りそうな天候が続きます。ヘレン・ケラー女史の誕生日である6月27日には、2つの台風が続けて日本列島を直撃し、予定されたイベントも延期になってしまいました。この協会報が発行されるころには一転、真夏の猛暑日が襲ってくることでしょう。  この3月は、訃報が続きました。  入院闘病中だった当協会点字出版所の藤永昇・元総務課長が3月1日、他界しました。享年64。入職時は編集課でしたが、間もなく総務課に転じ、業務の受注や見積もり作成などの実務を30年近くにわたって担ってきました。日本盲人福祉委員会の選挙プロジェクトでは、見積もり作業や各地の選挙管理委員会との調整業務にあたり、当協会の選挙業務になくてはならない職員でした。その穴は当分埋められそうにありません。  また、3月10日には、当協会とも関わりの深かった田中徹二・日本点字図書館会長(91歳)が逝去されました。1985年にネパールへ派遣した第1次盲人福祉調査団の団長を務めるなど当協会の海外盲人交流事業の立ち上げに貢献されました。当協会ばかりでなく、盲界に数々の大きな足跡を残されました。  私は残念ながら生前、知遇を得る機会を失してしまいましたが、6月10日にホテルグランドヒル市ヶ谷で行われた「お別れの会」に参列させていただき、奥様はじめ多くの方々の回想を伺い、そのお人柄を偲ぶことができました。  謹んでお二人のご冥福をお祈りいたします。(大木俊治) ●広報委員会 委員長:大木俊治(理事・点字出版所長) 委員:大久保美智子(ヘレン・ケラー治療院) 委員:戸塚辰永(点字出版所編集課) 委員:佐久間朋(点字出版所製版課) 委員:生熊枝里(点字図書館) 委員:生熊素万(点字出版所印刷課) --------- “視覚障害者と共に” 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会 ホームページもご覧ください。 https://www.thka.jp ---------- ++