東京ヘレン・ケラー協会会報『青い鳥(L'Oiseau bleu)』 第46号 2025年7月22日発行 発行人:奥村博史 編集人:大木俊治 製作:広報委員会 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会(Established in 1950) 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-20 ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧 電話 03 (3200) 0585 FAX 03 (3200) 0608 点字図書館 電話 03(3200)0987 FAX 03(3200)0982 点字出版所、盲人用具センター、海外盲人事業交流事務局  〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 電話 03(3200)1310 FAX 03(3200)2582 ●ヘレン・ケラー学院 75年の歴史に幕 最後の卒業式 延べ1,984人が巣立つ  1950年に開校したヘレン・ケラー学院は今年3月14日、最後の卒業式を行いました。退職した教員らも駆けつけ、この日の卒業生3人の門出を祝いました。  最後の学年が入学した2020年は、ちょうどコロナ禍が始まった時期で、入学式も対面授業も2カ月遅れの6月になるなど、ことごとく前例のない対応を迫られました。  各講師に授業をCDに録音してもらい学生宅へ郵送したり、授業時間を短縮したり、職員は「三密」の回避や教室などの消毒に追われたりしました。臨床実習の再開は2023年3月になりました。異例ずくめの中で、学生たちは励まし合いながら切磋琢磨を続けました。卒業間際の4 日間、最後の「感謝デー」として、臨床実習でお世話になった近隣住民の方々延べ79人にマッサージ施術を行いました。  迎えた卒業式。学院長は式辞で、「今いる社会に貢献できないのであれば、どんな社会に身を置いても、その社会に貢献できない」というヘレン・ケラー女史の言葉を紹介し、「今を大切に」と激励。これに対し、卒業生たちは、一人ずつ学院生活を振り返りながら感謝の言葉を述べました。  今年の3人を含め、修了・卒業生は延べ1,984人に上ります。中には、こんな方もいます――高校1年で網膜色素変性症と診断され、成人する頃には墨字の判読は困難に。自立の道を探していた20代の半ば、ラジオを聴いていると、やはり20代で視力を失い、あはき師を目指してヘレン・ケラー学院の門をたたいた元ライト級プロボクサー、松本隆さん(故人)を主人公にしたドキュメンタリーが流れました。このラジオ番組に心を動かされ、自身も同学院に入学し、あはき師となり、教員免許を取得したのは1977年のこと。それから約半世紀、母校である同学院の教壇に立ち続け、79歳になった和出野充洪(みつひろ)先生です。この日、後輩であり最後の教え子となった3人と共に、駆けつけた町井友香先生のピアノ伴奏で、校歌を斉唱しました――。 町井先生は、東京藝大音楽学部声楽科を卒業後、1996年4月から2022年3月まで同学院の音楽教科を担当し、教員としては和出野先生に次ぐ永年勤続の功労者です。  こうして、同学院は75年の歴史に幕を閉じました。 ●閉校式「思い出を語る会」も  その1週間後、3月22日土曜日、「思い出を語る会」と題して閉校式を行いました。同学院の校舎だった3階建ての建物のうち、現在、校舎となっている2階と3階に、卒業生や教員ら約100人が集まりました。  昼時を挟み、長年同学院にご尽力いただいた白木幸一先生、木村愛子先生の記念講演や歴代学院長のあいさつが続きました。再会を懐かしむ声があちこちで聞こえ、古い学び舎はひととき、最多105人を数えた学生がいたときの賑わいを取り戻したかのようでした。  ヘレン・ケラー学院は、大きな役割を果たし終えました。  これまでお世話になった方々や団体、関わってくださった方々、お一方ずつお名前を挙げてお礼を述べるべきところですが、誌面が足りず失礼いたします。  校舎だった建物の1階部分はリフォームし、あはき師を利用者のメインとした就労継続支援B型事業所「ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧」として生まれ変わっています。利用者18人のうち9人は学院の卒業生です。学院の元実技主任も含め3人の技術指導員の下で日々、腕を磨いています。ぜひ一度お立ち寄りください。(理事長・第11代学院長 奥村博史) ●理事 奥村博史 (福)東京ヘレン・ケラー協会理事長 大木俊治 (福)東京ヘレン・ケラー協会点字出版所長 横山晴夫 (株)ワールドスチューデントヴィレッジ代表取締役、NPO法人共生ネットワーク理事長 楯香津美 弁護士、青山学院常務理事 渡部聡 元公益財団法人毎日新聞東京社会事業団常務理事 渋谷卓司 公益財団法人毎日新聞東京社会事業団常務理事 ●監事 岩ア雄大 弁護士 宮井洋 元毎日新聞社取締役 管理統括 経理担当 ●評議員 長岡雄一 (福)日本盲人社会福祉施設協議会理事長 長岡英司 (福)日本点字図書館理事長   藤井亮輔  筑波技術大学名誉教授 初瀬勇輔  日本視覚障害者柔道連盟会長 三橋陽子  トーア早稲田マンション管理組合理事長 豊岡敬  元東京都福祉局障害福祉部障害福祉課長 吉田正則  日本障害者リハビリテーション協会常務理事 ●2024(令和6)年度事業報告 【協会本部】  視覚障害者への支援に功績のあった人・団体を表彰する「第32回ヘレンケラー・サリバン賞」の選考委員会を昨年7月31日に当協会で開き、視覚障害者の有識者と当協会役員らの協議により、「視覚障害者就労生涯学習支援センター」代表の井上英子さんを選定。贈賞式を昨年10月8日、当協会3階ホールで開催した。  「第74回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」を昨年11月18日、東京都文京区のトッパンホールで開いた。全国から32人が参加。合唱・重唱部門を3年ぶりに復活した。参天製薬(株)、NPO法人イエロー・エンジェル(協賛者名「名古屋 宗次ホール」)の協賛を得た。文科省、東京都教育委員会、全国盲学校長会、毎日新聞社など後援。  「同行援護従業者養成研修」を各4日間の日程で5回実施し、計88人が修了した。修了者向けのステップアップ研修を昨年4月13日と10月26日に実施し計46人が受講した。  職員のインフルエンザ予防接種に対し、前年に続き1人3,500円を上限に助成した。 【ヘレン・ケラー学院】  2025年3月14日に最後の卒業式を行い、高等課程5年生3人が卒業した。これで延べ1,984人が修了・卒業した。内訳は、高等課程の5年卒業637人、専門課程の3年卒業241人、3年修了1,106人。3月22日には「閉校式 思い出を語る会」を本館で開き、卒業生ら約100人が参加した。  また、閉校イベントとして30分500円の臨時臨床実習を3月7〜12日の4日間開催。学生3人で計72人を施術した。 【ヘレン・ケラー治療院】  2024年度末の登録利用者数は計15人。年齢層は20代〜60代で、あはき師8人、あき師1人、あマ指師6人。うちヘレン・ケラー学院の卒業生は6人。24年度の平均工賃は5万3,052円だった。主な収入は施術料で患者数は延べ1,211人。  また、名刺・封筒の点字印刷は計3,974枚受注(1枚10円税別)した。  ご利用者対象の主な行事は、6月5・17日に健康診断、9月2日に火災避難訓練、 9月12日にJPモルガン東京オフィスでの出張施術など。 【点字図書館】  2024年度の自館製作図書のタイトル数は前年比で、点字図書は増減なく、デイジー図書は2タイトル増。貸出タイトル数では、前年比で点字図書33%減、テープ図書37%減、デイジー図書7%減といずれも減少となった。  2024年度末の利用登録者数は1,763人で、前年度末から11人減となった。中途視覚障害者対象の点字講習は43回開催し延べ90人が参加した。  点訳ボランティア勉強会を71回開催し延べ902人が参加した。音訳ボランティア勉強会は5回開催し延べ43人が参加した。  第50回ボランティア懇親会を昨年11月29日に開催し、5年継続活動の点訳ボランティア1人、活動30年以上の点訳・音訳ボランティア9人を表彰し、ミニコンサートも開いた。  【点字出版所】  2024年7月の東京都知事選挙で都選挙管理委員会から点字版「選挙のお知らせ」(選挙公報)を受注し製作したほか、多くの自治体の選管から点字版・音声版「選挙のお知らせ」を受注し製作した。同10月の衆議院選挙では、総務省から点字パンフレット「投票方法等について」を受注し製作したほか、日本盲人福祉委員会視覚障害者選挙情報支援プロジェクトの一員として「最高裁裁判官国民審査のお知らせ」「比例代表・小選挙区の選挙のお知らせ」(選挙公報)の点字版・音声版を製作し、遅滞なく納入した。  文部科学省著作点字教科書の2025年度改訂に伴い、2024年10月に中学部「歴史」「道徳」を落札・受注し、学校教育法附則第9条に基づく当協会発行の中学部「技術・家庭」(点字版)と併せて25年度分(歴史は前期分)を製作・納入した。  地方自治体発注の「点字版・音声版広報」、東京都後期高齢者医療広域連合発注の「後期高齢者医療制度の仕組み(点字版・音声版)」、NTT電話帳、各種点字シールなどを受注し製作した。  月刊誌「点字ジャーナル」を年12回発行し、生活情報誌「ライト&ライフ」を点字版は年23回(うち1回は合併号)、デイジー版(音声版)を年12回発行した。  「盲人用具センター」はヘレン・ケラー学院・点字図書館の協力を得て、視覚障害者やボランティアグループの方々に用具類を紹介し、協会ホームページなどを通じて利用者の需要を喚起した。 【海外盲人交流事業事務局】 ネパール盲人福祉協会(NAWB)への支援として、当協会が寄付者と創設に協力した安達禮雄育英基金、正雄育英基金、順子女子育英基金の3基金による奨学金給付を続けるとともに、点字教科書発行の資金支援などのフォローアップ事業を実施した。協会職員を現地に派遣し、状況報告を受けるとともに、当協会とNAWBで「THKAJapan基金」(仮称)を新設する準備の交渉を行った。事業報告集「愛の光通信」を2回発行した。 ●2025(令和7)年度事業計画 【協会本部】  「第75回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」を11月22日、東京都文京区のTOPPANホールで「日本で唯一の盲学生のための音楽コンクール」として継続開催する。「同行援護従業者養成研修」 を計5回予定し、「ステップアップ研修」も2回行う。協会事業の周知を図るため、協会報『青い鳥』を年2回発行。ヘレン・ケラー学院の閉校に伴い協会パンフレットを一新する。視覚障害者への支援に功績のあった人・団体を表彰する「第33回ヘレンケラー・サリバン賞」を実施する。 【ヘレン・ケラー治療院】  就労継続支援B型事業所「ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧」は開設4年目を迎える。登録利用者は現在15人だが、体制を強化し関係機関や盲学校へのPR などで利用者拡大をはかり、施術の技術向上に向けた訓練を充実させて外来患者を増やし工賃アップにも努める。また、希望する利用者向けにパソコン講習を行い、企業にも出張施術の実現を働きかけるなど、視覚障害者の福祉的就労の場として活動を広げていく。 【点字図書館】  点字・録音図書の製作工程を見直して迅速な提供と製作数の増加を目指す。音訳ボランティア養成講習を開催し新規ボランティアの確保を図る。外部講師による勉強会を開催するなど、点訳・音訳技術の向上に努める。特に急務である校正者・デイジー編集者の育成に注力する。  登録利用者の点字図書利用を促すとともに、視覚障害以外で活字による読書が困難な人たちに向け、録音図書等の利用を啓発する。  本館2階の旧学院教室を修繕し、研修室としてボランティア研修等に活用するほか、書庫を増設して点字図書などを収納する。新館2階事務室のレイアウトを再考して業務の効率化を図る。中途視覚障害者への点字講習会を実施し、受講者・修了者に自主活動の場を提供する。 【点字出版所】   6月の東京都議会議員選挙では、都選挙管理委員会から点字版「選挙のお知らせ」(選挙公報)を受注し、遅滞なく製作・発行する。7月の参院選では、日本盲人福祉委員会(日盲委)視覚障害者選挙情報支援プロジェクトの一員として、日盲委から委託される点字版・音声版「選挙のお知らせ」(選挙公報)を製作し、遅滞なく納入する。  文部科学省著作点字教科書の25年度改定版中学部「歴史」の後期分の製作に取り組む。  例年通り、地方自治体の「点字版・音声版広報」をはじめ、NTT電話帳、民間企業の点字版・音声版「カタログ」などを積極的に受注し、製作できるよう努める。  月刊誌「点字ジャーナル」を年12回発行する。生活情報誌「ライト&ライフ」を点字版は年23回(うち1回は合併号)、デイジー版(音声版)を年12回発行する。  総務課で使用しているパソコンの老朽化や10月にサポートを終了するWindows10仕様への対応に向け、機材を更新し、業務用アカウントを整理したうえでセキュリティ対策を強化する。  職員の職務意識や資質向上のために、日本盲人社会福祉施設協議会(日盲社協)の職員研修会に参加するなど他施設と交流して知見を広め、協会の業務改善に役立てる。  「盲人用具センター」は、利用者の減少を受けてサービスを縮小または一時休止し、事業閉鎖への準備を始める。 【海外盲人交流事業事務局】  当協会は1986年、ネパールの児童・生徒に点字教科書を無償提供することを目的に「点字印刷技術移転事業」を始めた。ネパール盲人福祉協会(NAWB)と連携しながら点字教科書発行を中心に様々な支援事業を続けてきた。開始から40年の節目となる2026年度に直接支援を打ち切ることにし、その代わりに25年度中に「THKA Japan基金」(仮称)を創設し、点字教科書発行事業のフォローアップを半永久的に継続するためNAWBに運営・管理を委託する。  また、寄付者とNAWB、当協会が覚書を交換して設立した三つの育英基金事業(安達禮雄育英基金、正雄育英基金、順子女子育英基金)については、その執行状況を引き続きモニターする。  『愛の光通信』点字版・墨字版の発行は25年7月号で最後とし、次号からは年1〜2回をめどに、協会ホームページに掲載するとともに、希望者にPDF版とTXT版をEメールで届ける。 ●資金収支計算書(ホームページをご覧ください) (省略) ●事業活動計算書(ホームページをご覧ください) (省略) ●貸借対照表(ホームページをご覧ください) (省略) ●愛の光通信(LIGHT OF LOVE) No.64 2025.7 夏号・Summer 海外盲人交流事業事務局発行の『愛の光通信(LIGHT OF LOVE)』は下記からダウンロードして読むことができます。https://thka.jp/kaigai/reports/ ●東京都議選・参院選「選挙公報」製作で大わらわ  今年は東京都議会議員選挙(6月13日告示、22日投開票)に参議院議員選挙(7月3日公示、20日投開票)と、大きな選挙が立て続けにありました。この二つの選挙が重なるのは12年に一度の「一大事」。当出版所も、約2カ月にわたって、投票所向け「氏名等一覧」の点字版や、選挙公報を点訳する「選挙のお知らせ」の製作・発送業務に全職員が一丸となって取り組みました。  都議選は告示から投開票まで10日間という短期決戦で、もともと業務の逼迫は必定でしたが、さらに今回は42選挙区(定数127人)に過去最多の計295人が立候補したことで、製版課や、校正業務を行う編集課に大きな負担がかかりました。製作部数は点字版の「氏名等一覧」が42種類で計3,304部、「選挙のお知らせ」が42種類で計4,063部でした。 一方、今年はこれと平行して参院選に向け、総務省から受注した啓発用点字パンフレット「投票方法等について」を3万3,725部製作し、全国に発送する業務が重なりました。印刷課を中心に6月初めから「投票方法」の印刷と製本に取りかかり、都議選の印刷・製本・発送をはさんで、また「投票方法」の製本・発送(6月26日納期)という、変則的かつ大量で複雑な業務が6月いっぱい続きました。  そうして蓄積した職員の疲労も抜けない7月、記録的な猛暑とともに参院選が公示されました。国政選挙は、日本盲人福祉委員会が全国の自治体から業務を受注し、傘下の点字出版施設が点字版、図書館などの情報サービス施設が音声版などの「選挙のお知らせ」を、いずれもプロジェクトチームを組んで製作業務を分担しています。当協会は今回、点字版の選挙区4,448部(東京都3,647部、三重県284部、奈良県262部、滋賀県255部)と比例代表4,839部(東京都、三重県、奈良県、滋賀県、群馬県向け)の製作・発送を担当し、音声版については録音課が比例代表のデイジー版1,595枚(東京都向け)を製作・発送しました。このほか別途、都選管から請け負った、投票所向けの点字版「氏名等一覧」計7,000部も製作しました。 都議選と比べればそれほど複雑ではないとはいえ、1部あたりのページ数が多くて難儀したのが、16政党が立候補してA4判68ページになった比例代表と、32人が立候補してB5判150ページになった東京都選挙区でした。印刷課だけでは刷り手が足りず、ほかの課の職員の応援を仰いで連日、朝から深夜まで印刷機をフル回転し、何とか納期に間に合わせることができました。7月いっぱいで退職する70歳の元出版所長も、「最後のご奉公」とばかりに連日、ローラー印刷機に向かいました。職員全員の協力で、12年に一度の難局を乗り切ることができたのだと改めて思います。(点字出版所長・大木俊治)    ●点字図書館音訳ボランティア養成講習会  点字図書館の令和7年度音訳ボランティア養成講習会が5月28日から始まりました。協会HPや広報による募集を見て応募してくれた7名の方が受講しています。  第1回と第2回は導入として「視覚障害理解」をテーマに、見え方の種類や誘導の基本などの簡単な演習を行いました。ロービジョン眼鏡を使用した、白濁や視野狭窄の体験、実際に街中でサポートする際の声かけや歩き方のポイントを体験していただきました。第3回からはいよいよ音訳の基礎に入りました。講習は全21回を予定しています。 ●第75回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール 11月22日  「第75 回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」(東京ヘレン・ケラー協会主催、参天製薬株式会社・名古屋宗次ホール協賛、トッパンホール会場協力)を 11月 22 日(土)午前 10 時から、東京都文京区の「トッパンホール」で開催します。  参加部門は器楽部門と声楽部門。参加資格は、視覚に障害がある児童・生徒・学生。参加費無料。旅費は自己負担。伴奏者は各自で依頼してください。  申し込みは、所定用紙に記入し、〒169-0072東京都新宿区大久保3−14−20、東京ヘレン・ケラー協会「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」事務局へ。締め切りは 9月16日(火)必着。今回の特別演奏はソプラノ・菅谷茉友(すがや・まゆ)さん。問い合わせは、同事務局(電話03-3200-0525、E-mail onkon@thka.jp)。 ●2024(令和6)年度 ご寄付者名簿 令和6年4月1日〜令和7年3月31日、五十音順(個人団体の順)・敬称略、温かいご支援ありがとうございました! 【本部扱い】  賛助金:参天製薬株式会社  一般寄付:朝日管財株式会社、NPO法人イエロー・エンジェル、参天製薬株式会社、稲山輝機、岡林恒文、金谷紫之、黒田敦子、藤岡博、水野進、吉野新 【ヘレン・ケラー学院扱い】  一般寄付:日本視覚障害ヘルスキーパー協会、卒後鍼灸手技研究会、枝木幹宏、大瀧清次、小栗誠夫、木村愛子、杉田安男、星壮、三原美加、山口朋世 【点字図書館扱い】  賛助会員:磯崎治子、宇田勉、小柳紀男、斎藤紀年夫、鈴木韶子、鈴木健夫、鈴木由紀、楯香津美、戸沼京子、友野直美、畑千尋、坂西ひとみ、福島ふさ子、松井忠夫、松浦節子、矢藤敦子、山内経、山田真理子  一般寄付:青木弘、浅野正巳、甘粕貞子、今里忠幸、落合長利、笠井実、河野京子、酒井町子、塩田和夫、白川恵美子、鈴木由紀、須藤憲一、谷口旭、田村徳章・みどり、富樫千恵子、二瓶幸子、長谷川あけみ、平野邦雄、藤田ひろ子、星野博子、本間みさ子、松田千富美、宮本牧子、村上工、森明彦、山ア洋子、油布勝美、渡辺武松、渡辺亨 【点字出版所扱い】  一般寄付:藤元節 【海外盲人交流事業事務局扱い】  一般寄付:青木貞子、安藤生、飯田光江、石田隆雄、岩屋芳夫、上野伊律子、遠藤利三、及川幸男、大垣内勇、大西正広、大橋東洋彦、大森純子、岡本好司、貝元利江、勝山良三、加藤万利子、川田孝子、北風政子、楠本睦子、小泉周二、小島亮、小林良子、小森愛子、近藤光枝、斎藤惇生、酒井久江、坂入操、坂本留美、指田忠司、白井雅人、杉沢宏、須原ひとみ、橋キヨ子、高橋恵子、橋秀治、田中正和、当津順子、鳥山由子、新阜義弘、林紘子、原田美男、樋渡敏也、藤元節、本間昭雄、増野幸子、松井繁、三宅正太郎、茂木幹央、森栄司、渡辺勇喜三、NPO法人点訳・音声訳集団一歩の会、学校法人聖明学園古和釜幼稚園、株式会社高垣商店、宗教法人花園神社、有限会社ヤマオー事務機 ●ご支援・ご寄付のお願い  東京ヘレン・ケラー協会は、視覚障害者により質の高いサービスを提供するために、皆様のご支援・ご寄付をお願いしております。なお、当協会へのご寄付は、特定公益増進法人に対する寄付として、一定の要件のもとに税制上の優遇措置が受けられます。  詳細は、協会ホームページ(https://thka.jp/)に掲載しています。  お問い合わせは、東京ヘレン・ケラー協会(電話03-3200-0525)へ。 ●職員人事 【点字出版所】〔採用・配属〕<4月1日> 関牧子(編集課)<5月12日>江川敦子(編集課) ●助成事業報告  下記の通りご助成を受けて事業を実施しました。ご支援ありがとうございました。  公益信託久保記念点字図書援助基金 一、携帯型DAISY再生機、DAISY製作ソフト、Windows画面音声化ソフト、DVDデュプリケータの購入 一、総事業費 350,410円 一、助成額 350,410円 一、完了年月日 令和7年3月17日 執行 東京ヘレン・ケラー協会点字図書館  ●編集後記  縁あって点字出版所の所長に就任してから1年たちました。あっという間と言いたいところですが、衆院選、都議選、参院選と3回の選挙の洗礼を浴び、日々学び、気づき、覚えることがいっぱいで、本当に長い1年だったというのが実感です。1年間顧問として支えていただいた塚本前所長、当協会のみならず点字出版会で48年にわたり活躍されてきた福山元所長が、いずれも7月いっぱいで協会を去ります。私はもちろん、協会も出版所もこれからが正念場です。引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。(大木俊治) ●広報委員会 委員長:大木俊治(理事・点字出版所長) 委員:大久保美智子(ヘレン・ケラー治療院) 委員:戸塚辰永(点字出版所編集課) 委員:佐久間朋(点字出版所製版課) 委員:和泉枝里(点字図書館) 委員:生熊素万(点字出版所印刷課) --------- “視覚障害者と共に” 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会 ホームページもご覧ください。 https://www.thka.jp ---------- ++