東京ヘレン・ケラー協会会報『青い鳥(L'Oiseau bleu)』 第44号 2024年7月9日発行 発行人:奥村博史 編集人:大木俊治 製作:広報委員会 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会(Established in 1950) 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-20 本部、ヘレン・ケラー学院 電話 03(3200)0525 FAX 03(3200)0608 ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧 電話 03 (3200) 0585 FAX 03 (3200) 0608 点字図書館 電話 03(3200)0987 FAX 03(3200)0982 点字出版所、盲人用具センター、海外盲人事業交流事務局  〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 電話 03(3200)1310 FAX 03(3200)2582 ●新業務執行理事、点字出版所長に大木俊治<オオキ・トシハル>・元毎日新聞論説委員  東京ヘレン・ケラー協会は6月12日、2024年度定時評議員会を開き、前年度事業報告及び決算報告を原案通り承認した。  また、塚本泉業務執行理事(点字出版所長)と、松上文彦理事が、いずれも一身上の都合で同評議員会終了をもって理事を退任したため、新たに、大木俊治・元毎日新聞論説委員と、渋谷卓司・毎日新聞東京社会事業団常務理事を理事に選任した。この後、理事会は、大木氏を業務執行理事に選定した。これに先立つ5月の第265回理事会で、6月末で点字出版所長を退任する塚本氏の後任に大木氏を選任した。  大木氏は、神奈川県出身の62歳。1985年、東京大学文学部ロシア語ロシア文学専修課程を卒業し、毎日新聞社に入社。主に外信部に勤務し、ジュネーブ支局長、モスクワ支局長、外信部編集委員、論説委員などを歴任。東京理科大学第二工学部やフェリス女学院大学国際交流学部の非常勤講師も務めた。定年後は毎日新聞営業総本部企画編集グループに所属し6月30日付で退社した。 ●支援を求める皆さんの力に―― 業務執行理事、点字出版所長就任にあたって ――大木俊治  ヘレン・ケラー女史が亡くなったのは、私が小学校1年生の時でした。教えてくれたのは担任の女性の先生でした。「みんな目を閉じてごらん。耳をふさいでごらん」。朝の教室で、視力と聴力を失った女史が、そのことに絶望せず努力を重ね、世界の障害者を励まし、力づけるため生涯をささげたことを熱っぽく語ってくれたことを覚えています。  その女史の名を冠した東京ヘレン・ケラー協会で、業務執行理事及び点字出版所長を務めることになりました。これまで新聞記者として自分の関心の赴くままに仕事をしてきましたが、これからは視覚に障害がある皆さんの関心と要望に応えることを第一に考え、支援を求める皆さんの力になれるよう、業務に取り組んでまいります。  先日、同行援護従業者の養成研修を受講しました。新宿駅周辺で、アイマスクをした利用者役のパートナーをガイドしたときは、緊張で汗びっしょりになりました。その方は「最初は緊張が伝わってきてこわかった。でもだんだん落ち着きが出てきて、後半は安心してついてゆくことができた」と話してくれました。新しい役職でも、早く皆さんのお役に立てるよう力を尽くしていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。 ●退任にあたって 塚本泉  2021年から業務執行理事・点字出版所長を務めてまいりましたが、今回、一身上の都合により退任させていただくことになりました。初めて社会福祉と点字出版の業務に就き、無我夢中で取り組んだ3年間でした。特に2021年衆院選、22年参院選、23年統一地方選、そして今年の東京都知事選と大きな選挙で点字版・音声版の「選挙のお知らせ」(選挙公報)製作業務に関われたことは、多忙とストレスに挟まれ大変でもありましたが、大きな経験で貴重な心の糧を得られました。大変お世話になり、ありがとうございました。今後も当面の間は職員として引き継ぎや継続業務に携わって、少しでも皆さんのお役に立てればと考えています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 ●理事 奥村博史 (福)東京ヘレン・ケラー協会理事長 大木俊治 (福)東京ヘレン・ケラー協会点字出版所長 横山晴夫 (株)ワールドスチューデントヴィレッジ代表取締役、NPO法人共生ネットワーク理事長 楯香津美 弁護士、青山学院常務理事 渡部聡  元公益財団法人毎日新聞東京社会事業団常務理事 渋谷卓司 公益財団法人毎日新聞東京社会事業団常務理事 監事 岩ア雄大 弁護士 宮井洋  元毎日新聞社取締役管理統括経理担当 ●評議員 長岡雄一  (福)日本盲人社会福祉施設協議会理事長 君島淳二  (公財)日本障害者リハビリテーション協会常務理事 鈴木武夫   元東京都福祉保健局障害福祉部計画課長、元医療法人財団綜友会理事長 長岡英司  (福)日本点字図書館理事長 藤井亮輔  筑波技術大学名誉教授 初瀬勇輔   日本視覚障害者柔道連盟会長 三橋陽子  トーア早稲田マンション管理組合副理事長 ●愛の光通信(LIGHT OF LOVE) No.62 2024.7 夏号・Summer 海外盲人交流事業事務局が年に2回発行する『愛の光通信(LIGHT OF LOVE)』は下記からダウンロードして読むことができます。https://thka.jp/kaigai/reports/ ● 2023(令和5)年度卒業式・終業式   ヘレン・ケラー学院は3月15 日、令和5年度卒業式・終業式を行った。 卒業生は1人。卒業証書授与後、1年間の学業成績優秀者に贈る優等賞を1人に、努力賞を2人に贈った。学生全体の模範となった学生を讃える一色賞は、卒業生の根本良行さんに授与した。 奥村博史学院長の式辞の後、退職される新美知枝子先生が挨拶し、在校生から花束と記念品が贈呈された。 式には東京都、日盲社協の長岡雄一理事長、渡邊武松元同窓会長も参列された。また、5人の先生からも祝辞をいただいた。 ●2024(令和6)年度始業式  4月8日、2024(令和6)年度の始業式が挙行された。今年度の学生は進級した5年生3人で、新たな学院生活をスタートした。 ●点訳ボランティア触図勉強会  点字図書館は1〜3月、日本盲人福祉委員会評議員の加藤俊和氏を講師に迎えて「点訳ボランティア触図勉強会」を3回開催した。加藤氏は「第31回ヘレンケラー・サリバン賞」(2023年)を受賞されている。勉強会の第1回では、視覚障害者が指先で触れて情報を得るとはどのようなものなのかという話に始まり、特に絵や図などを理解することがいかに難しいことであるか、それらを前提としたうえで図を含む本の点訳をどのようにしたらよいかについて学んだ。第2回では、立体の扱いと見取図の処理について、触れた図形を頭の中でイメージする流れに沿って作図する手法や、地図など指先で触れる断片的な情報を頭の中でつなぎ合わせていくことの困難さなどについて学んだ。最近は物体の形を体感できるように3Dプリンタが活用されているとのこと。第3回では、グラフと表について、ただでさえ読み取りにくいグラフや表をいかに分かりやすくできるか、その手法を学んだ。複雑な内容をシンプルにすることなどは、晴眼者にとっても分かりやすいものとなり、情報を整理してポイントを明示することは、何にでも通用することなので、誰にとっても参考になる話だった。 ●2023(令和5)年度事業報告 【協会本部】  法人共通のLANDISKを設置し、就業規則や規程類などをまとめ、各種事務や手続きの効率化、職員の情報共有を図った。  視覚障害者への支援に功績のあった人・団体を表彰する「第31回ヘレンケラー・サリバン賞」に、社会福祉法人日本盲人福祉委員会評議員・災害担当の加藤俊和氏を選定。贈賞式を昨年10月4日、当協会3階ホールで開催した。  「第73回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」を昨年11月18日、東京都文京区のトッパンホールで開いた。全国から32人が参加。合唱・重唱部門を3年ぶりに復活した。参天製薬(株)、NPO法人イエロー・エンジェル(協賛者名「名古屋 宗次ホール」)の協賛を得た。文科省、東京都教育委員会、全国盲学校長会、毎日新聞社など後援。  「同行援護従業者養成研修」を各4日間の日程で6回実施し、計98人が修了した。修了者向けのステップアップ研修を昨年4月15日と10月14日に実施し計49人が受講した。 【ヘレン・ケラー学院】  2023年度末で5年制の高等課程5年生1人が卒業し、4年生3人が5年生に進級した。卒業生・修了生は延べ1,981人となった。内訳は高等課程の5年卒業634人、専門課程の3年卒業241人、3年修了1,106人。   第32回国家試験は2月24、25日に行われ、はり師・きゅう師を受験した現役1人が合格した。  地域住民に無料で施術する「感謝デー」を4年ぶりに開催。ヘレン・ケラー治療院と合同で49人を施術した。 【ヘレン・ケラー治療院】  認証評価機関のNPO法人「市民シンクタンクひと・まち社」(新宿区)と契約し第三者評価を実施。利用者調査で「事業所の設備は安心して使えるか」「工賃等の仕組みはわかりやすく説明されているか」の問いに全員が「はい」と答えた。「事業所での活動が働くうえでの知識の修得や能力の向上に役立っているか」「事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか」などには9割が「はい」と答えた。  2023年度末の登録利用者数は計14人。年齢層は20代〜60代で、あはき師のいずれかの免許を持つ。うちヘレン・ケラー学院の卒業生は5人。2023年度の平均工賃は2万3,559円だった。 【点字図書館】  2023年度の自館製作図書のタイトル数は前年比で、点字図書が1タイトル増、デイジー図書は4タイトル減となった。貸出タイトル数では前年比で点字図書37%増、テープ図書52%減、デイジー図書9%減となった。  2023年度にサピエ図書館へ登録したコンテンツは点字データが76タイトル240巻、音声デイジーコンテンツは48タイトル505時間だった。  また、当館登録コンテンツの年間利用状況は、点字データが1,120タイトル3,809巻(延べ利用者数4,180人)、音声デイジーコンテンツが328タイトル3,178時間(延べ利用者数12,553人)だった。  2023年度末の利用登録者数は1,774人で、前年度末から4人減(14人増、18人減)だった。  中途視覚障害者対象の点字講習は43回開催し延べ57人が参加した。パソコン講習は、延べ24人がリモートで受講した。  点訳ボランティア養成講習を15回開催し、延べ84人が参加した。音訳ボランティア養成講習を21回開催し、延べ220人が参加した。 【点字出版所】  2023年統一地方選で、多くの自治体の選挙管理委員会から点字版・音声版「選挙のお知らせ」(選挙公報)の製作を受注し、遅滞なく発行した。自治体の点字版・音声版広報を受注、製作した。  文部科学省著作点字教科書の2024年度改訂版で小学部「算数」を受注し製作・納入した。理療科用電子教科書(UDブラウザ版、点字データ版)の盲学校への供給を2023年度から始めた。  月刊誌「点字ジャーナル」を年12回、生活情報誌「ライト&ライフ」の点字版を年23回(合併号1回含む)、デイジー版を年12回発行した。  防災委員会を4回開催して備蓄品の点検、補充、整理を実施した。  「盲人用具センター」は学院や点字図書館の協力を得て、視覚障害者やボランティアグループの方々に用具類を紹介した。 【海外盲人交流事業事務局】 ネパール盲人福祉協会(NAWB)への支援として、当協会が寄付者と創設に協力した安達禮雄育英基金、正雄育英基金、順子女子育英基金の3基金による奨学金給付を続けるとともに、点字教科書発行の資金支援などのフォローアップ事業を実施した。協会職員を現地に派遣し、現地視察やスタッフとの交流、状況報告を受けるなどした。事業報告集「愛の光通信」を年2回発行した。 ●2024(令和6)年度事業計画 【協会本部】  「第74回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」を11月16日、東京都文京区のトッパンホールで「日本で唯一の盲学生のための音楽コンクール」として継続開催する。「同行援護従業者養成研修」 を計5回予定し、「ステップアップ研修」も2回行う。協会報『青い鳥』(原則年2回発行)やホームページを通じて協会事業の周知を図る。 【ヘレン・ケラー学院】  2023年度当初の学生数(いずれも高等課程)は4年生3人、5年生1人の計4人。最終年度となる24年度は進級した5年生3人の見通し。  目標である「国家資格取得」「卒業後の自立」のため、通常の授業以外に国家試験受験生を対象に補講を行い、就職支援にも取り組む。また、学生が臨床実習などでお世話になっている近隣の方々に感謝の意を込め、無料で施術をする「感謝DAY」を夏休み期間中に開催する。前年度同様、ヘレン・ケラー治療院と合同で開催する予定。 【ヘレン・ケラー治療院】  障害者総合支援法に基づく就労継続支援B型事業所「ヘレン・ケラー治療院 鍼灸・あん摩マッサージ指圧」は開設して3年目を迎える。現在14人の登録利用者を、1日の利用定員である20人以上に増やし、あはきの施術を中心に点字の封筒・名刺印刷やパソコン作業など、視覚障害者の福祉的就労の場として活動を広げていく。公益財団法人洲崎福祉財団の継続支援事業(2021年6月〜2024年5月の3年間)が5月に終了した。 【点字図書館】  点字・録音図書の製作工程を見直して効率化を図り、製作タイトル数の増加を目指す。特に医学関連図書の製作に重点を置き、三療師国家資格取得を目指す学生に、資料製作による学習支援に努める。また、点訳・音訳についてのAI技術の動向を見すえながら、テキストデータの製作を促進し、自動点訳・合成音声化に活用する。  前年度の養成講習を修了して活動を開始した新規ボランティアの定着を図る。外部講師による勉強会を開催するなど、点訳・音訳技術の向上に努める。特に急務である校正者の育成に注力する。  利用者の点字図書利用を促すとともに、視覚障害以外で活字による読書が困難な人たちに向け、録音図書等の利用を啓発する。  次年度に予定する研修室新設、書庫増設に向けて施設内を整理・修繕し、必要な設備の準備を進める。中途視覚障害者への点字講習会を実施し、受講者・修了者に自主活動の場を提供する。  見えない・見えにくいことによる不自由さを軽減するための相談・訓練を実施し、関係施設・団体と連携しながら適切な支援に努める。特に障害初期の人、障害者手帳を持たない人などへも柔軟な対応を行い、支援の入り口としての役割を担う。 【点字出版所】   東京都知事選(6月20日告示)で、前回同様に都選挙管理委員会から点字版「選挙のお知らせ」(選挙公報)を受注し、製作できるよう尽力する。また、衆議院解散・総選挙が実施される場合、日本盲人福祉委員会視覚障害者選挙情報支援プロジェクト(日盲委選挙P)の中心的役割を務める一員として、点字版・音声版「選挙のお知らせ」(選挙公報)の製作に努める。  文部科学省著作点字教科書中学部の2025年度改訂に向けて、24年秋に予定される入札で従来通り「歴史」「道徳」を受注し、製作できるように尽力する。  日本理療科教員連盟(理教連)などと連携・協力している理療科用電子教科書の製作について、24年度も3教科の「点字データ版」「UDブラウザ版」の盲学校等への安定供給に努める。  地方自治体の「点字版・音声版広報」や民間企業の出版物を積極的に受注し、製作する。「点字ジャーナル」を年12回発行し、生活情報誌「ライト&ライフ」を点字版で年23回(1回は合併号)、デイジー版(音声版)を年12回発行する。  「盲人用具センター」は学院・図書館等を通して視覚障害者に生活用具等の必需品を購入してもらい、利便性向上を図る。 【海外盲人交流事業】  ネパール盲人福祉協会(NAWB)を通じて同国の視覚障害者を支援するため、安達禮雄・正雄・順子女史育英の各基金による奨学金給付事業を継続実施する。NAWBの点字教科書発行などの事業を側面的に支援し、職員を現地派遣して事業の実施状況を把握し、意思疎通・交流を図る。  さらに、上記育英基金事業同様、NAWBに「THKA, Japan基金」(仮称)を創設するため具体的準備に着手する。  広報・募金活動として、NAWBから事業報告等が提出されることを条件に、「愛の光通信」を年2回発行する。 ●資金収支計算書(ホームページをご覧ください) (省略) ●事業活動計算書(ホームページをご覧ください) (省略) ●貸借対照表(ホームページをご覧ください) (省略) ●職員人事 【点字出版所】〔採用・配属〕 <3月1日> 寺澤雅希(録音課)<4月1日>岩屋芳夫(編集課)、加唐千穂(総務課)、 桑山裕司(録音課) <5月7日>石山友香(編集課) ●東京都知事選の点字版「選挙公報」製作で大わらわ  東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)で、当出版所が都選挙管理委員会から視覚障害者の有権者に向けた点字版「選挙公報」(選挙のお知らせ)等の製作を受注し、製作に取り組んだ。過去最多の56人が立候補しただけに、「選挙公報」(点訳は51人分)もA4判160n、厚さ3・5aにもなった。点訳、校正、印刷、発送の一連の作業量は膨大となり、職員たちは連日、スケジュールに追われながら手分けして業務に取り組んだ。全ての職場、職員の奮闘のおかげで作業を終えることができた。 ●2023(令和5)年度ご寄付者名簿 令和5年4月1日〜令和6年3月31日・五十音順(個人団体の順)・敬称略 温かいご支援ありがとうございました! 【本部扱い】  賛助会:参天製薬株式会社  一般寄付:参天製薬株式会社、NPO法人イエロー・エンジェル、安達麗子、稲山輝機、岡幸江、金谷紫之、久城初江、藤岡博、松田弘之、水野進、匿名2件 【ヘレン・ケラー学院扱い】  一般寄付:大久保孝?直子、濱田宏子、和出野充洪 【ヘレン・ケラー治療院扱い】 岡幸江、寺西賢 【点字図書館扱い】 賛助会員:磯崎治子、宇田勉、宇和野康弘、小柳紀男、斎藤紀年夫、鈴木健夫、鈴木由紀、楯香津美、田村徳章、戸沼京子、友野直美、畑千尋、坂西ひとみ、福島ふさ子、古川雄、松井忠夫、松浦節子、宮本牧子、矢藤敦子、山内経、米田日出明  一般寄附:青木弘、秋山由美子、甘粕貞子、岡山美恵子、笠井実、酒井町子、塩田和夫、白川恵美子、鈴木韶子、鈴木由紀、須藤憲一、谷口旭、富樫千恵子、西田健治、二瓶幸子、長谷川あけみ、畑秀美、平野邦雄、藤田ひろ子、星野博子、本間みさ子、松田千富美、村上工、室岡見致、森明彦、柳崎秀夫、山ア洋子、渡辺武松、渡辺亨、匿名1件 【点字出版所扱い】  一般寄付:杉田安男 【海外盲人交流事業事務局扱い】  一般寄付:芦田賀寿夫、安達麗子、在田一則、安藤生、石田隆雄、石原尚樹、岩屋芳夫、上野伊律子、遠藤利三、及川幸男、大橋東洋彦、岡本好司、貝元利江、勝山良三、加藤万利子、川田孝子、菊井明子、小泉周二、甲賀佳子、古賀副武、小島亮、小林良子、小林義文、小森愛子、近藤光枝、佐藤達夫、白井雅人、杉沢宏、須原ひとみ、高橋恵子、橋秀治、田中徹二、田中正和、田畑美智子、当津順子、長岡英司、生井良一、新阜義弘、林紘子、原田美男、樋渡敏也、福山博、藤元節、本間昭雄、増野幸子、松本大、三宅正太郎、茂木幹央、山辻英也、横大路俊久、吉田重子、渡辺直明、渡辺勇喜三、ウェルネス小林動物病院、株式会社高垣商店、有限会社ヤマオー事務機 ●ご支援・ご寄付のお願い  東京ヘレン・ケラー協会は、視覚障害者により質の高いサービスを提供するために、皆様のご支援・ご寄付をお願いしております。なお、当協会へのご寄付は、特定公益増進法人に対する寄付として、一定の要件のもとに税制上の優遇措置が受けられます。  詳細は、協会ホームページ(https://thka.jp/)に掲載しています。  お問い合わせは、東京ヘレン・ケラー協会(電話03-3200-0525)へ。 ●第74回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール 11月16日  「第 74 回ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」(東京ヘレン・ケラー協会主催、参天製薬株式会社・名古屋 宗次ホール協賛、トッパンホール会場協力)を 11月 16 日(土)午前 10 時から、東京都文京区の「トッパンホール」で開催します。  参加部門は器楽部門と声楽部門。参加資格は、視覚に障害がある児童・生徒・学生。参加費無料。旅費は自己負担。伴奏者は各自で依頼してください。  申し込みは、所定の用紙に記入し、〒169-0072東京都新宿区大久保3の14の20、東京ヘレン・ケラー協会「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」事務局へ。締め切りは9月17日(火)必着。 今回の特別演奏はピアノ・朴沙彩さん。  問い合わせは、同事務局  Tel:03-3200-0525  E-mail:onkon@thka.jp ●助成事業報告 下記の通りご助成を受けて事業を実施しました。ご支援、誠にありがとうございました。 公益信託久保記念点字図書援助基金 一、携帯型DAISY再生機、点字タイプライター、DAISY製作ソフト、点字用ファイルの購入 一、総事業費 336,630円 一、助成額 336,630円 一、完了年月日 令和6年3月29日 執行 東京ヘレン・ケラー協会点字図書館 ●編集後記  私事で恐縮ですが、業務執行理事と点字出版所長を退任しました。昨年6月に急性心筋梗塞を発症し入院・手術を経て通院治療を続けている体調不良もあり、理事会・評議員会で了承していただきました。広報委員長も交代しましたが、大木俊治新所長が就任間もないため、今号の「青い鳥」は私が引き続き編集を担当しました。  過去最多の56人が立候補した東京都知事選は、現職の小池百合子氏の3選で幕を閉じました。当協会が視覚障害者の有権者に向けて受注・製作する点字版「選挙公報」は異例の分厚さとなり、職員たちも点訳、製本作業に四苦八苦しました。小池都知事にはその厚さと重みを実感して、都政の障害者福祉に生かしていただきたいものです。  さて、気象庁によると、今夏も全国的に気温が高く厳しい暑さとなりそうです。皆さんも熱中症を警戒し、健康には十分ご注意ください。自戒の念を込めて申し上げます。(塚本泉) ●広報委員会 委員長:大木俊治(業務執行理事・点字出版所長) 委員:福山博(点字ジャーナル編集長) 委員:大久保美智子(ヘレン・ケラー学院) 委員:戸塚辰永(点字出版所編集課) 委員:佐久間朋(点字出版所製版課) 委員:和泉枝里(点字図書館) 委員:塚本泉(点字出版所顧問) --------- “視覚障害者と共に” 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会 ホームページもご覧ください。 https://www.thka.jp ---------- ++