点字図書館だより「あい」 No.170 2026年6月 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会点字図書館 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-20 TEL 050-3540-8281 FAX 03-3200-0982 E-mail toshokan@thka.jp ホームページ https://www.thka.jp/ 開館時間 9:00〜17:00/休館日 土日祝日 -------------------------------------------------- 目次 ●臨時休館のお知らせ ●話題の本 ― 2026年本屋大賞受賞作品 ●ポシェット  ○寄贈資料についてのお知らせ ●点字・録音図書追加目録 No.220 2026年4月・5月  ○【点字図書】 18タイトル  ○【デイジー図書】 28タイトル -------------------------------------------------- ●臨時休館のお知らせ  6月25日(木)は、館内整備のため休館とさせていただきます。ご不便をお掛けいたしますが、どうぞご理解・ご協力願います。 ●話題の本 ― 2026年本屋大賞受賞作品  大賞 「イン・ザ・メガチャーチ」 朝井リョウ 著 好きな対象を熱烈に応援する「推し活」を、その仕掛けを施す側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側、世代の異なる各視点から描く現代小説。  2位 「熟柿」 佐藤正午 著  轢き逃げの罪に問われ、裁判中に息子を出産したかおり。出所後、息子の顔見たさに園児連れ去り事件を起こした彼女は、息子との接見を禁じられ、西へ西へと各地を流れていくが…。  3位 「PRIZE(プライズ)」 村山由佳 著  本屋大賞の常連だが、直木賞が獲れない人気作家。「どうしても直木賞が欲しい」と切望する作家と、編集者たちの文学賞に懸ける思いを描く。  4位 「エピクロスの処方箋」 夏川草介 著  大学病院で将来を嘱望されながらも、母を亡くし一人になった甥のために地域病院で働く内科医の雄町哲郎。ある日、哲郎の力量に惚れ込む大学准教授から、難しい症例が持ち込まれ…。  5位 「暁星」  湊かなえ 著  文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水が、男に刺されて死亡した。逮捕された男は週刊誌に手記を発表しはじめる。そこには、清水が深く関わっているとされる新興宗教に対する恨みが綴られていて…。 ●ポシェット  ○寄贈資料についてのお知らせ 次のような資料が届いています。ご希望の方は、当館へお申し込みください。ただし、保管期間は2026年8月末までとなります。 【貸し出し】  「都営交通のあらまし2025」 東京都福祉局 点字版、テープ版、デイジー版  「2050東京戦略 概要版」 東京都福祉局 点字版、テープ版、デイジー版  「ふれあい らしんばん 第108号」 内閣府政府広報室 点字版  「明日への声 Vol.108」 内閣府政府広報室 一般CD版  「月刊みんぱく 2026年4月・5月号」 国立民族学博物館 デイジー版 ------------------- ●点字・録音図書追加目録 No.220 2026年4月・5月  ※書名のまえの数字は、この目録での図書ナンバーです。貸し出しのお申し込みの際に、目録の号数とあわせてご利用ください。  ※図書ナンバーの先頭には、#を付けています。  ※タイトルごとに、書名、副書名、シリーズ名、著者名、巻数(収録時間)、原本発行者、原本発行年、製作者名、内容紹介の順に記載しています。自館製作図書は、製作者名を省略しています。  ○【点字図書】 18タイトル    医学(6タイトル)  #1 後悔しないお別れのために33の大切なこと  永井康徳 著 2冊 主婦の友社 2025年(乙訓点訳サークル 製作)  いつか迎える最期に「みんなが幸せだった」と思えるためには。在宅医がこれまで経験した看取りから“死”と“命”について学んだこと、在宅医療、死の迎え方を紹介する。  #2 「考える腸」が脳を動かす  菊池志乃 著 3冊 集英社 2025年  脳と腸が双方向に影響して働く「脳腸相関」。脳腸のしくみや過敏性腸症候群、糖尿病、うつ病などとの関係などについて、セルフケア法とともに紹介する。  #3 人体最後の秘境 脳はどこまでわかったのか  河西春郎 監修  2冊 ニュートンプレス 2025年  謎が多く「人体最後の秘境」といわれる脳の基本的な構造、これまでに解明された脳のしくみや最前線の研究、脳の病気や治療方法等、脳の知識を紹介。  #4 老化ドミノ 〜気づいたら衰えている、心と体とのつきあい方    上村理絵 著 2冊 かや書房 2025年  20年以上、高齢者と向き合ってきた理学療法士が、老化のサインや、心身の衰えを防ぐための方法を紹介する。  #5 認知症の私が、今を楽しく生きる理由  〜「生活の工夫」と家族・仲間の力  丹野智文 著 3冊 中央法規出版 2025年(点工房 製作)  39歳で認知症と診断され12年経った著者が、進行を自覚しつつも今も仕事と啓発活動に取り組める理由と工夫を伝える。  #6 90歳まで健康長寿  下方浩史 著 3冊 文藝春秋 2026年(点訳つくしんぼ 製作)  食事面から長生きの知恵と健康法を紹介するとともに、シニアの健康長寿を脅かす病気の危険性と対策を解説する。 社会科学(1タイトル)  #7 「また会いたい!」と言われる一流の話し方  桑野麻衣 著 2冊 明日香出版社 2022年(鹿児島県視聴覚障害者情報センター 製作)  コミュニケーション・人材育成の教育者が、人づきあいの本質とともに、日々の生活や職場で取り入れやすい話し方のテクニックやコツを教える。 芸術(1タイトル)  #8 タブレット純のムードコーラス聖地純礼  タブレット純 著 6冊 山中企画 2020年(せんだいメディアテーク 製作)  ニッポン独自の音楽形態「ムードコーラス」。現在は芸人としても活躍するタブレット純が、ムードコーラスの聖地とレジェンドたちを訪ね歩き、その栄華を味わう。 文学(10タイトル)  #9 寂聴先生が残してくれたもの  瀬尾まなほ 著 3冊 二見書房 2025年(神奈川県ライトセンター 製作)  瀬戸内寂聴さんが亡くなってから約3年。66歳年下の秘書として話題となった瀬尾まなほさんが、寂聴さん亡き後に初めて今の想いをつづる―。エッセイ集。  #10 行け広野へと 〜歌集  服部真里子 著 1冊 本阿弥書店 2014年  歌壇賞受賞作「湖と引力」を含む289首を収録。第1歌集。  #11 ある愛の寓話  村山由佳 著  3冊 文藝春秋 2025年  捨てられた猫、カエルのぬいぐるみ…。言葉は伝わらなくても、わたしは愛している―。村山由佳のデビュー30周年記念作品。  #12 恋とそれとあと全部  住野よる 著 4冊 文藝春秋 2025年  夏休み、俺は片想い中のサブレと夜行バスの旅に出た。見知らぬ町で一緒に過ごすうち、俺の中に名前のない感情たちが溢れ出てくる…。恋だけじゃない、世界の「あと全部」を巡る物語。  #13 夜と霧の誘拐  笠井 潔 著 14冊 講談社 2025年  晩餐会の夜、運転手の娘サラがダッソー家の娘と間違えられて誘拐される。同じ夜、私立校の学院長の射殺体が発見され…。「誘拐」と「殺人」、二つの事件を繋ぐ驚愕の真実とは…。  #14 キャラヴァンは進む(銀河を渡る 1)  沢木耕太郎 著 5冊 新潮社 2025年(三重県視覚障害者支援センター 製作)  無数の旅と出会いの軌跡が銀河のごとく瞬き巡るエッセイ集。  #15 いのちの記憶(銀河を渡る 2)  沢木耕太郎 著 4冊 新潮社 2025年(三重県視覚障害者支援センター 製作)  高倉健、美空ひばり、田辺聖子など、幾多の出会いと別れを追憶するエッセイ集。  #16 だいたいしあわせ  阿川佐和子 著 2冊 晶文社 2025年(小松市点訳友の会 製作)  どんなに足腰痛くても、ほんのちょっと笑ったら、まあ、いいか、ルンルルン! 痛いところに貼ると効果抜群の、アガワ流・心の湿布薬。日々を楽しく過ごすコツが満載。  #17 日々の歓びの見つけ方  五木寛之 著 2冊 NHK出版 2024年(吹田市立千里山・佐井寺図書館 製作)  作家・五木寛之のNHK「ラジオ深夜便」の語りを再構成した、人生百年時代の後半生を快活に過ごすための道案内。  #18 あの人たちが本を焼いた日 〜ジーン・リース短篇集  ジーン・リース 著 西崎 憲 編 安藤しを ほか訳 4冊 亜紀書房 2022年  ヨーロッパの閉鎖性や慣習に押し潰されながら、どこかで誇り高く頭をあげる。社会の周縁に追いやられた主人公たちは、彼女の実人生の分身―。全14篇を収めた作品集。 ---  ○【デイジー図書】 28タイトル  哲学(2タイトル)  #19 自己愛モンスター 〜「認められたい」という病  片田珠美 著 4時間30分 ポプラ社 2016年  拒否する相手を追い回すストーカー、店員に土下座を強要するクレーマー。その根底には「自分は特別な存在」という自己愛がある。自己愛がふくれあがる仕組みと背景を、気鋭の精神科医が解き明かす。  #20 妙法七字拝仰 下巻  阿部日顕 著 8時間27分 大日蓮出版 2013年  平成8年開催の「第2回法華講連合会夏期講習会」において行われた日顕上人の講義をまとめる。下巻は、南無妙法蓮華経の「法(心法)」「蓮華」「経」などについて指南する。  社会科学(1タイトル) #21 差別の教室  藤原章生 著 8時間56分 集英社 2023年  新聞社の特派員として世界を渡り歩いてきた著者が、コロナ禍に大学で行われた講義をもとに、差別の問題を考え続けるヒントを提示する。                                           自然科学(1タイトル)  #22 増えるものたちの進化生物学  市橋伯一 著 5時間34分 筑摩書房 2023年  なぜ生きていると悩みが多いのか―。生の悩みから生命の起源と未来を見つめる知的問答の書。 技術(1タイトル)   #23 くらしの豆知識 2026年版  国民生活センター 編 6時間41分(国民生活センター 製作)  日常生活にかかわりの深いテーマを幅広く取り上げ、消費者トラブルの対策にも役立つ情報をコンパクトにまとめる。特集では、お金に関して知っておきたい知識を解説。 産業(1タイトル)   #24 ナポレオンを咬んだパグ、死を嘆く猫 〜絵で見る人と動物の歴史物語  ミミ・マシューズ 著 川副智子 訳 6時間59分 原書房 2022年(厚労省委託:日本ライトハウス 製作)  当時の新聞や書簡、絵画から見えてくる、人と動物たちの絆。「心温まる話」から「歴史的事件にかかわった動物」の逸話まで、27のエピソード集。 芸術(1タイトル)  #25 玉三郎の「風を得て」  真山仁 著 3時間45分 文藝春秋 2025年(小樽市点字図書館 製作)  坂東玉三郎の半生を小説形式で描いた「秘すれば花」、世阿弥「風姿花伝」にちなみながら、彼の哲学と美学の深淵に迫った「その風を得て」を収録。 文学(11タイトル)  #26 イスランの白琥珀  乾石智子 著 11時間50分 東京創元社 2020年(山形県視覚障がい者情報センター 製作)  後継者争いで裏切られ、名声も地に墜ちたヴュルナイ。それから数十年後、密かに彼はオーヴァイディンと名を変えて生きていたー。〈オーリエラントの魔道師〉シリーズ。  #27 久遠の島  乾石智子 著 15時間23分 東京創元社 2021年(山形県視覚障がい者情報センター 製作)  世界中のあらゆる書物を見ることができ、本を愛する人のみが上陸を許される〈久遠の島〉。だが人の悪意が楽園に悲劇をもたらす。〈オーリエラントの魔道師〉シリーズ。  #28 神々の宴  乾石智子 著 8時間50分 東京創元社 2023年(山形県視覚障がい者情報センター 製作)  本の魔道師ケルシュが町で拾った少年は、狐に似た獣を連れていた…。「ジャッカル」など5編を収録する。〈オーリエラントの魔道師〉シリーズ。  #29 銀座ちぐさ百貨店 〜たい焼き・雑貨  長月天音 著 8時間5分 角川春樹事務所 2024年(小樽市点字図書館 製作)  「ちぐさ百貨店」は、雑貨を売る傍ら、尻尾に魅力が隠されたたい焼きも販売している…。雑貨が人と人を、そして思い出をも、つなぎ癒やしていく、心温まる再生の物語。  #30 銀座ちぐさ百貨店[2]江戸切子のロックグラス  〜たい焼き・雑貨  長月天音 著 8時間19分 角川春樹事務所 2025年(小樽市点字図書館 製作)  新作たい焼きを作ろうと奮闘する「ちぐさ百貨店」のアルバイト・葵は、商社を辞めて、たい焼きを焼いていることを家族に話せないままで…。シリーズ第2弾。   #31 新・教場 2  長岡弘樹 著 9時間23分 小学館 2025年(小樽市点字図書館 製作)  「風間道場」門下生たちが、刑事指導官・風間を急襲した十崎波瑠を逮捕。警察学校長は、門下生たちによる特別講義を提案し…。シリーズ第2弾。    #32 天空遊園地まほろば  浜口倫太郎 著 7時間53分 ポプラ社 2025年(日本点字図書館 製作)  この遊園地は、二度と会えない大切な人と再会できる場所。しかし、ここで泣くと、大切なものが失われる…。人生の愛おしさを描いた5つのやさしい物語。  #33 東京地下レトロ雑貨店へようこそ 1  蒼月海里 著 5時間37分 角川春樹事務所 2025年(小樽市点字図書館 製作)  悩みを抱える者、陽の下に居辛くなった者が迷い込む東京の地下迷宮街。その中には、魔女が営む、不思議な力を持ったレトロな雑貨を売る店があるらしいが…。  #34 普天を我が手に 第3部  奥田英朗 著 20時間57分 講談社 2025年(西宮市視覚障害者図書館 製作)  志郎は大学を卒業後、検事となる。四郎は右翼の大物となり、衆院選に出馬する。ノラはテレビ局の女性記者になり、満は芸能プロダクションを興す…。昭和史サーガ3部作、ここに完結!  #35 かえる生活  群ようこ 著 6時間2分 朝日新聞出版 2025年(日本点字図書館 製作)  新しい家、新しい習い事、新しいよそおい…。年を重ねても、毎日少しずつ生活は変えていける。小さな新しい挑戦を楽しみたくなる全24編のエッセイ集。  #36 ぼくのデフブラらいふ  門川紳一郎 著 金井真紀 文 6時間49分 ころから 2025年(日本点字図書館 製作)  盲ろう者の著者は、アメリカ留学後、当事者が当事者を支援するNPOを立ち上げる。フルマラソンに挑戦するも靱帯を断裂し…。著者の日常を軽妙に綴る。 NHK厚生文化事業団委託図書(10タイトル)  #37 オーバーライト (FMシアター)  水城孝敬 作 山崎泰之 音楽 田中麗奈、徳田尚美 出演 52分(NHK厚生文化事業団 製作)  母と離婚し、一人暮らしをしていた父が亡くなった。父が家族に宛てたカセットテープには家族への感謝の言葉の上に、憎しみの言葉が上書きされていた…。父の最期の思いとは。  #38 鮨 (ラジオ文芸館)  岡本かの子 著 小林千恵 朗読 42分(NHK厚生文化事業団 製作)  東京の鮨屋の娘ともよは、謎めいた常連客に心惹かれ、ある日本当に鮨が好きなのか尋ねる。するとその客は、幼いころに母親が握ってくれた鮨の思い出をともよに打ち明ける…。  #39 鼓くらべ (ラジオ文芸館)  山本周五郎 著 上田早苗 朗読 42分(NHK厚生文化事業団 製作)  お留伊は、殿様の前で腕を競う、鼓くらべで勝つため、稽古に励む日々。その音に誘われた老人が、ある言葉を彼女に伝える。鼓くらべの日、お留伊は今までの自分を振り返り…。  #40 父さんが会いにきた(FMシアター)  門前日和 作 木原健太郎 音楽 前原 滉、羽場裕一 出演 52分(NHK厚生文化事業団 製作)  冴えないサラリーマン・鈴木に、父が倒れたという報せが入る。翌日目を覚ますと、目の前に父がいた!!幽体離脱して会いにきたらしい…。ハートウォーミングコメディ。  #41 羊は安らかに草を食み(新日曜名作座)  宇佐美まこと 原作 荒木敏子 脚色 小林洋平 音楽 竹下景子、西田敏行 出演 3時間2分(NHK厚生文化事業団 製作)  認知症になった友人の人生を辿る、女性三人、最後の旅。戦争を生き延びた彼女が、生涯隠し通した“秘密”とは? 人間の尊厳を見つめた、ミステリー。  #42 平松屋おみつ 前編(ラジオ文芸館)  池波正太郎 著 出田奈々 朗読 42分(NHK厚生文化事業団 製作)  煙管師の父親と二人暮らしをするおみつは、母親代わりの仕事一切を引き受け家事に精を出す。ある日、買い物から帰ると事件が起こり…。  #43 平松屋おみつ 後編(ラジオ文芸館)  池波正太郎 著 出田奈々 朗読 42分(NHK厚生文化事業団 製作)  おみつは、平松屋に奉公に出ることに…。平松屋の息子・利太郎の元に嫁いできた妻は、みな女将のしつけの厳しさに耐えかねて離れていった。そんな中、おみつと利太郎の関係に変化が…。  #44 リーチ (FMシアター)  小松與志子 原作・脚本 橋爪 功、藤田弓子 出演 52分(NHK厚生文化事業団 製作)  老夫婦が経営している健康麻雀屋。常連客も高齢者たちだが、ある日、背広姿の新顔の男がやってくる…。老いの持つ切なさと明るさを描く人間群像ドラマ。  #45 リニューアル (青春アドベンチャー)  黒瀬ゆか 作 滝澤みのり 音楽 小林親弘、 井口裕香 出演 1時間17分(NHK厚生文化事業団 製作)  西暦2224年、人類は環境汚染と感染症で滅びかけていた。感染症克服のため、ハナコは宿主を再生する寄生植物を発見するが、彼女自身が不治の病に感染してしまう。  #46 第60回NHK障害福祉賞入選作品集  4時間16分 (NHK厚生文化事業団 製作)  最優秀賞「アール・ブリュット」他、入選作品を収録する。 ---