点字図書館だより「あい」 No.161 2024年12月 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会点字図書館 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-20 TEL 050-3540-8281 FAX 03-3200-0982 E-mail toshokan@thka.jp ホームページ https://www.thka.jp/ 開館時間 9:00〜17:00/休館日 土日祝日 -------------------------------------------------- 目次 ●年末年始の休館日のお知らせ ●サピエのサービス停止について ●話題の本 ― 映画化作品 ●ポシェット  ○「2025年点字カレンダー」をプレゼント!  ○寄贈資料についてのお知らせ ●点字・録音図書追加目録 No.211 2024年10月・11月  ○【点字図書】 10タイトル  ○【デイジー図書】 14タイトル -------------------------------------------------- ●年末年始の休館日のお知らせ 12月27日(金)から1月6日(月)までの間、休館とさせていただきます。これによりリクエストの受付は、年末が12月26日(木)まで、新年は1月7日(火)から再開します。どうぞご了承ください。なお、郵送でのご返却は通常通りお送りいただいて結構です。 ●サピエのサービス停止について 視覚障害者情報提供ネットワーク「サピエ」は、システムの改修のため、2月5日(水)から3月17日(月)までの期間(予定)、サービスを停止します。ササピエ停止期間中は当館の図書管理システムも使用できませんが、当館蔵書と雑誌の貸し出しは通常通り行います。ただし一部の雑誌は、製作館の状況により遅れる場合があります。また他館からの借り受け図書は、所蔵館によってはサピエ再開までお待ちいただく場合もありますので、なるべく停止期間前にお申し込みいただくことをお勧めします。ご不便をお掛けしますが、どうぞご了承ください。 ●話題の本 ― 映画化作品  「六人の嘘つきな大学生」 浅倉秋成 著 成長著しいIT企業の最終選考。最後に残った6人に出された課題は、「1人の内定者を6人で決めること」。そんな中、6人それぞれの「罪」が告発された6通の封筒が発見される。  「正体」 染井為人 著    それは懺悔なのか、復讐なのか。脱獄、逃亡、潜伏。少年死刑囚の生きる意味とは―。埼玉一家惨殺事件の少年死刑囚の脱獄488日を追い、社会の歪みに隠された真実に挑む。  「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」 広嶋玲子 著  その駄菓子屋は、幸せと不幸のわかれ道。女主人・紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する。駄菓子屋「銭天堂」を舞台にした不思議なお話。  「私にふさわしいホテル」 柚木麻子 著  元アイドルと同時受賞という、史上最悪のデビューを飾った新人作家・中島加代子。その後も絶体絶命のトラブルに次々と襲われながらも、自分の道を切り拓いていく。  「雪の花」 吉村 昭 著    幕末、福井の町医・笠原良策は、多くの人命を奪う天然痘の流行に心を痛め、種痘の導入に奔走する。狂人とさげすまれながら、天然痘と闘った感動の生涯。 ●ポシェット  ○「2025年点字カレンダー」をプレゼント! 点訳ボランティアグループ「ヘキサ」製作の「2025年点字カレンダー」が完成しました。B5判片面29枚。国民の祝日はもちろん、季節の暦やおもな年中行事、また月ごとの大安・仏滅の日も掲載。カレンダーは2026年3月までの15カ月分です。ご希望の方に差し上げますので、当館までどうぞ。  ○寄贈資料についてのお知らせ 次のような資料が届いています。ご希望の方は、当館へお申し込みください。ただし、保管期間は2025年2月末までとなります。 【貸し出し】  「新しい多摩の振興プラン」 東京都福祉局 点字版、テープ版、デイジー版  「水産業振興プラン」 東京都福祉局 点字版、テープ版、デイジー版  「ふれあい らしんばん 第99号」 内閣府政府広報室 点字版  「明日(あす)への声 Vol.99」 内閣府政府広報室 一般CD版  「月刊みんぱく 2024年10月・11月号」 国立民族学博物館 デイジー版 【さしあげます】  「2025 愛の小鳩カレンダー」 愛の小鳩事業団 点字版 40部  「2025年点字カレンダー」 豊橋ともしび会 点字版 1部  「2025 携帯型点字カレンダー」 点訳EYE 点字版 5部  「ニッポン放送点字・拡大文字番組表後期版」 点字・拡大文字版 1部  「TBSラジオ番組表 秋・冬号」 点字・拡大文字・音声コード版 1部  「ラジオ日本番組表」 点字・拡大文字版 5部 ------------------- ●点字・録音図書追加目録 No.211 2024年10月・11月  ※書名のまえの数字は、この目録での図書ナンバーです。貸し出しのお申し込みの際に、目録の号数とあわせてご利用ください。  ※図書ナンバーの先頭には、#を付けています。  ※タイトルごとに、書名、副書名、シリーズ名、著者名、巻数(収録時間)、原本発行者、原本発行年、製作者名、内容紹介の順に記載しています。自館製作図書は、製作者名を省略しています。  ○【点字図書】 10タイトル    医学(2タイトル)  #1 ホスピス医が自宅で夫を看取るとき  玉地任子 著 3冊 ミネルヴァ書房 2017年  妻として、医師として、癌を患った夫の最期を在宅で看取り、深い喪失感から回復途中の心境を丁寧に綴ったエッセイ。  #2 薬害「コロナワクチン後遺症」 〜Would you still continue taking COVID-19 Vaccine?  鳥集 徹 著 4冊 ブックマン社 2023年  ワクチンを打った直後から著しく体調が悪化し、倦怠感、胸痛、頭痛、帯状疱疹…。その症状は、多岐にわたる。コロナワクチン後遺症当事者たちの生の声を紹介する。 社会科学(1タイトル)  #3 Q&A共産主義と自由 〜『資本論』を導きに  志位和夫 著 2冊 新日本出版社 2024年  人間の自由をキーワードにQ&A方式で、マルクスの未来社会論を語る。日本民主青年同盟主催「学生オンラインゼミ」の内容をもとに書籍化。 商業(1タイトル)  #4 記憶に残る人になる 〜トップ営業がやっている本物の信頼を得る12のルール  福島 靖 著 4冊 ダイヤモンド社 2024年  商品力や仕組みで差をつけられなくても、人としての魅力で差をつけられる。成績最下位からわずか1年でトップ営業になった著者が、「記憶に残る人になる」ために大事にしてきた12のルールを紹介する。 芸術(1タイトル)  #5 王たちの民主制 〜ウィーン・フィルハーモニー創立150年史  クレメンス・ヘルスベルク 著 芹沢ユリア 訳 17冊 文化書房博文社 1994年  フィルハーモニーのメンバーである著者が、創立149年を記念して、ウィーンフィルハーモニー成立以前の歴史から今後の展望までを、膨大な資料を博捜し克明にたどる。 文学(5タイトル)  #6 あやかし薬膳カフェ「おおかみ」 2  森原すみれ 著 4冊 アルファポリス 2023年  日鞠は、あやかしの血を引く店長と想いを通わせ、幸せな日々を送っていた。しかし、日鞠に恨みがあるあやかしが、ふたりの縁の糸を切ってしまう…。シリーズ第2弾。  #7 単純な生活  阿部 昭 著 6冊 小学館 2018年  “もっと単純に生きられたら”と願う中年の男。心臓を患った彼は、医者に海でも眺めていろと通告される―。2年半の日々を、綴った阿倍昭の自伝的作品。  #8 猫に引かれて善光寺  新津きよみ 著 4冊 光文社 2023年  松本に移住した真紀は、敏子が入院する間、猫を預かることに。もとは敏子の友人・文枝の猫だったが、文枝が何者かに殺され、敏子が引き取ったのだという。真紀は、夫とともにその殺人事件の謎に挑むことになる…。  #9 ははのれんあい  窪 美澄 著 5冊 KADOKAWA 2024年  シングルマザーになった「はは」と、代わりに双子の弟たちの「はは」役を務める僕。子を守る母と支える僕、あたたかな家族の一代記。  #10 僕が恋した、一瞬をきらめく君に。  音 はつき 著 3冊 スターツ出版 2021年  同級生の咲果と曲を作り始めた樹は、彼女の歌声に可能性を感じる。どん底にいた彼が見つけた新しい夢。だけど咲果にはその夢を追えない悲しい秘密があった…。 ---  ○【デイジー図書】 14タイトル                                           医学(3タイトル)      #11 がんの壁 〜60代・70代・80代で乗り越える  佐藤典宏 著 4時間36分 飛鳥新社 2023年(宮城県視覚障害者情報センター 製作)  がん専門医が高齢のがん患者やその家族に向けて、病院・治療法の選び方、治療後の生活で気を付けることなどをわかりやすく解説する。  #12 その選択が健康寿命を決める  森 勇磨 著 4時間51分 マイナビ出版 2023年(日本ライトハウス情報文化センター 製作)  人生100年時代のいま、健康寿命を延ばすためにできることは? 健康、老化、病気、寿命など、普段何気なく使っている言葉から健康寿命の本質を考える。  #13 健康保険が使える漢方薬の事典  今津嘉宏 著 14時間21分 つちや書店 2022年(厚労省委託:日本ライトハウス 製作)  市販・処方されている148の「健康保険が使える漢方薬」を取り上げ、症状別の選び方・使い方をわかりやすく解説する。 歴記(1タイトル)     #14 酔いどれクライマー永田東一郎物語 〜80年代ある東大生の輝き  藤原章生著 12時間47分 山と溪谷社 2023年  優れた登山家は、なぜ実社会で「遭難」したのか―。圧倒的な存在感を放ちながら、破天荒に生きた男の人物伝。 言語(1タイトル)  #15 会話を哲学する 〜コミュニケーションとマニピュレーション  三木那由他 著 6時間52分 光文社 2022年(厚労省委託:日本ライトハウス 製作)  漫画や小説など27のフィクション作品を題材に、コミュニケーションとマニピュレーションという2つの観点から、会話という行為の魅力を解き明かす。 文学(9タイトル)  #16 雷と走る  千早 茜 著 3時間22分 河出書房新社 2024年(日本点字図書館 製作)  幼い頃海外で暮らしていた主人公は、番犬用の仔犬と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をする―。  #17 君を守ろうとする猫の話  夏川草介 著 6時間22分 小学館 2024年(兵庫県点字図書館 製作)  ナナミは、学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、翡翠色の目をした猫と出会う…。  #18 正体  染井為人 著 17時間39分 光文社 2020年(小樽市点字図書館 製作)  それは懺悔なのか、復讐なのか。脱獄、逃亡、潜伏。少年死刑囚の生きる意味とは―。埼玉一家惨殺事件の少年死刑囚の脱獄448日を追い、社会の歪みに隠された真実に挑む。  #19 新本所おけら長屋 1  畠山健二 著 6時間45分 祥伝社 2024年(小樽市点字図書館 製作)  盗賊が狙う薬種問屋を守る「まんてん」、えせ宗教からの足抜けを画策する「みかえり」、訳あり上意討ちの謎に迫る「にたもの」の3篇を収録。「本所おけら長屋」新シリーズ開幕。  #20 ちぎれ雲 1 浮遊の剣  富樫倫太郎 著 8時間48分 中央公論新社 2024年(小樽市点字図書館 製作)  愛之助は、大身旗本の次男坊にして剣の達人だが、宮仕えを嫌い、用心棒暮らしを送っていた。ところが、江戸中を恐怖に陥れていた盗賊団“煬帝”を、ある事情から斬ることになり…。  #21 どげざ忠臣蔵 (土下座奉行[3])  伊藤尋也 著 11時間58分 小学館 2024年(小樽市点字図書館 製作)  幕府の儀式典礼を司る高家の主である吉良が、牧野の作法が礼を失していると指弾してきた。吉良に咎められた牧野は、必殺技の「土下座」を繰り出す―。シリーズ第3弾。  #22 猫弁と狼少女  大山淳子 著 8時間40分 講談社 2023年(日本点字図書館 製作)  お人好しの弁護士は、順風満帆な生活を送っていた。しかし、猫に関する脅迫事件の調査中に逮捕されてしまう…。シリーズ第2シーズン第4作  #23 野心 (ボーダーズ 3)  堂場瞬一 著 12時間47分 集英社 2023年(小樽市点字図書館 製作)  特殊事件対策班の由宇は、犯人の尾行中、爆発に巻き込まれ肩を骨折し、爆破犯に宝石を強奪される。由宇は、監査官聴取を受ける…。警視庁初の女性部長を目指す刑事の苦悩と活躍を描く。シリーズ第3弾。  #24 祖母姫、ロンドンへ行く!  椹野道流 著 5時間44分 小学館 2023年(日本点字図書館 製作)  「イギリスに行きお姫様のような旅をしたい」という祖母と、2人きりでロンドン旅行をすることになった著者。彼女達が過ごした宝石のような日々を描く。 ---