愛の光通信    2015年冬号通巻45号 2015.12    LIGHT OF LOVE    Overseas Program for the Blind - Plans and Reports    ISSN 0913-3321 東京ヘレン・ケラー協会 海外盲人交流事業事務局  9月4日(金)東京ヘレン・ケラー協会ホールにおいて、「ネパール地震2015被災者支援報告会」を開催し、自らの被災体験とネパール盲人福祉協会(NAWB)の被災者支援活動を報告するクマール・タパNAWB会長(全盲)と通訳の小島純子都立八王子盲学校教諭(全盲) ●ネパール地震2015と被災者支援 ネパール盲人福祉協会(NAWB)会長クマール・タパ     避難生活と不幸中の幸い  ご存知のように、今年(2015)の4月25日にネパールで大きな地震が起きました。当日はネパールの休日で、私はカトマンズ郊外にある自宅で家族とともにくつろいでいました。すると正午前にこれまで経験したことのない大きな揺れが突然起こり、あわててみんなで屋外に避難しました。  私の家の近くにあった古い家は全壊し、知り合いの子どもが亡くなり、私の息子や娘は泣きました。この日に、私の住んでいる地域では6人が亡くなり、私たちは近所の人々とともに田植え前の田んぼに命からがら避難しました。  私たちはテントを持っていなかったので、最初の3日間は、小さい車の中で寝ました。1日に20数回も余震があり生きた心地がしませんでした。そしてテントを買ったのですが、5日後には余震が収まったように思えたので、自宅に戻りました。  ところが5月12日に大きな余震がきて、私の家も台所に亀裂が走り、テント生活に逆戻りしました。結局、私たち全盲夫婦の家族は10日間戸外で不便な避難生活をおくりました。  地震があった日は携帯電話も通じず、翌日、NAWBの全役職員に電話連絡すると、自宅が全壊した人もいましたが、家族を含めて人的被害がまったくなかったことは不幸中の幸いでした。  この日、東京ヘレン・ケラー協会からも安否確認の電話があり、外国にも親身になってくれる友人がいると、嬉しかったことを覚えています。     救援活動  ネパール地震があって3日後にNAWBは、カトマンズ郡に隣接するラリトプール郡に職員を派遣して、視覚障害者の被災状況を調査し、その後、手始めに29人にテントを配りました。  そしてNAWBは視覚障害者の当事者団体であるネパール盲人協会(NAB)に呼びかけて、合同で「災害救援対策調整委員会(災害対策委)」を組織し、被災者を共同で支援することにしました。私が災害対策委の委員長になり、皆さんがくださった救援金で支援物資を11の郡に配りました。  ネパールには75の郡がありますが、31の郡が被害を受け、その中で被害が大きかったのは14郡で、6人の視覚障害者が亡くなりました。  NAWBが管理する視覚障害児用寄宿舎のうち7棟が今回の地震で被害を受けました。また、統合教育校11校の校舎も被害を受けました。制服をはじめ、点字教科書や点字器、白杖が瓦礫の下に埋まってしまったので、勉強できるように、それら一式を190人の生徒に配りました。さらに4校にはトタン屋根の仮教室を作りました。  家が倒壊した68人の視覚障害者に対しては、8枚1組のトタン板を支給しました。地震の頃からネパールは雨季に入ったので、被災者は雨にとても悩まされていたのです。  被災地から地震被害のなかった郷里に帰ろうとする視覚障害学生には交通費も支給しました。また、家が倒壊して備蓄米が取り出せない30人の視覚障害者には1か月分の食料を配りました。  視覚障害者だけでなく、知的障害者のためにトタン屋根の教室を2つ作り、他の障害者のためにトタン板を15組提供しました。     日盲委の支援と覚書  私たちの来日にあたっては、東京ヘレン・ケラー協会が日本盲人福祉委員会(日盲委)から助成金を受けていました。そこで、私たちは9月4日(金)の早朝、日盲委を表敬訪問して、竹下義樹理事長、指田忠司常務理事、近藤義親事務局長と親しく懇談しました。  するとその席上、竹下理事長は150万円の救援金を災害対策委に寄附すると申し出てくださいました。そのためには「覚書」が必要ということで、別室にて、指田常務理事、近藤事務局長と私たちは文案の相談を行いました。  東京ヘレン・ケラー協会からはこれまでに130万円送金していただき、9月4日に25万3,000円の目録をいただきました。これにより、ネパール地震の視覚障害被災者支援のために日本からは、合計305万3,000円のご支援をいただくことになりました。また、災害対策委は今後5年間活動を継続するので、その間、日盲委から毎年数10万円の支援をしてくださるとのことです。  学校を再建する費用などは、日本をはじめとした各国政府の協力を得てネパール政府が財政支出します。しかし、それを要望するための現地調査とか、会議といった災害対策委の運営費は支出されません。このため、その捻出に困っておりましたので、これは大変ありがたいお申し出で、深く感謝いたします。  今後ともネパールの視覚障害者のためにご支援、ご協力をくださるよう、重ねてお願い申し上げ、私の御礼の言葉と致します。  ダンニャバード(ありがとうございました)。 ●ネパール地震で緊急募金 救援金総額は155万3,000円  4月25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)、ネパール中部で、後に「ネパール地震2015」と命名される巨大地震発生。  4月26日、NAWBタパ会長、協会現地ボランティアのアルヤール氏に電話して安否確認。  5月1日に点字と墨字を併記した『愛の光通信(号外)ネパール緊急支援のお願い』を発行して支援者に募金を呼びかける。  5月18日、NAWBに救援金60万円を送金。  5月25日発行の『点字ジャーナル』6月号で、協会も加盟する日盲社協、日盲連、全国盲学校長会で構成する日本盲人福祉委員会が、ネパール地震救援募金を開始したことを報じる。  7月2日、NAWBに救援金70万円を送金。  7月25日、『愛の光通信(号外)ご支援に感謝して、中間報告!』(点字/墨字)を発行。  9月4日午後4時から当協会ホールにて「ネパール地震2015被災者支援報告会」をNAWB会長を招いて開催。  10月21日、NAWBに救援金25万3,000円を送金、これにより当協会がNAWBに送金した救援金総額は155万3,000円となった。こうして、皆様からお預かりしたネパール地震被災者救援金は全額NAWBに送金完了。 ●日本で感じたこと、考えたこと ネパール盲人福祉協会(NAWB)会長 クマール・タパ  私はホーム・ナット・アルヤール氏(前NAWB事務局長)の介助で9月1日(火)から3日間、東京・新宿の京王プラザホテルで開催された第3回アジア太平洋CBR会議に参加し、あわせて関係先を視察するため、東京ヘレン・ケラー協会の招きで9月1〜9月10日、日本に滞在しました。  今回のCBR会議には、46の国と地域から約550人が参加してとても盛会でした。私たちには、これまで主に南アジアの情報しかありませんでしたが、会議に参加して、NAWBが先駆的に30年前からネパールで実施しているCBR(解説6ページ)が、多くの国で活発に行われているということがわかり、とても嬉しく力強く感じました。  様々な国が協力し、連携することで、各国政府を動かして、よりよい障害者リハビリテーションを展望することができたことも大きな収穫でした。 世界保健機構(WHO)も協力して開催されたこのCBR会議で決まったことは、帰国してから政府を含め、各方面に周知します。  また、私たちはこのCBR会議で、多くの専門的なこと、たとえば、CBID(地域を基盤にしたインクルーシブ開発)という新しい概念を学びました。日本から10事例が紹介されましたが、先進国ならではの問題点をCBRと同じような手法で解決しようとしているヒューマンな姿にとても共感しました。  これは9月7日(月)に、八王子盲学校を見学した際にも感じたことです。とても近代的で充実した施設・設備の学校で、生徒数よりも多い教職員など素晴らしい教育環境を目の当たりにしました。しかし、このような教育環境をネパールで実現することは財政的に不可能です。  一方、幼稚部で知的障害のある子どもを、一人の教師が、一対一対応で、とても優しく思いやりを持って接しておられました。そのヒューマンな姿は感動的でした。これは、ネパールでも実施可能なことですが、重複障害児に対する対応は、ネパールではまだ不十分でできておりません。ぜひ我々も学ばなければならないことです。  また、CBR会議では、盲ろう者を対象とした実践例も紹介されており、とても触発されました。ネパールでも以前、 東京大学の福島智教授をはじめとした日本の盲ろう者協会の方々が来られて、NAWBと共同でナショナルセミナーを開いたことがありました。しかし、我々はその後、実際にどのように実施したらいいのかわからず、手が出せないままでいたのです。  次回のアジア太平洋CBR会議は、モンゴルで開催されるので、同国からは20人以上の参加者が、揃いのユニフォームを着て盛んにアピールしていたことも記憶に残りました。     日本での強い印象  私は、これまでにインド、パキスタン、バングラデシュ、それにタイを訪問したことがありますが、先進国の日本に来るのは初めてで、とても楽しみにしていました。というのも妻が八王子盲学校に3年間留学していたので、日本のことについては耳にタコができるほど聞いていたのです。  羽田空港に着いて、新宿まで何度か電車を乗り換えましたが、そのとき私は、人々の歩く速度がとても速いことに気づきました。日本が高度に自動化・機械化されていることは聞いておりました。ただそれ以上に、満員の電車の中でも大きな話し声は聞こえず静かであること、大きな駅では大勢の足音が聞こえるのに、押し合いへし合いの阿鼻叫喚がないこと、誰もが秩序正しくしていることにとても驚きました。  このように私たちは日本に来て、地下街を歩いたり、さかんに地下鉄などの公共交通機関を使いましたが、それらはカトマンズの道とか、交通機関とは大きく違っていました。  カトマンズには鉄道も地下鉄もありません。リフト(エレベーター)やエスカレーターはありますが、少数の限られたところに設置されているだけで、一般の市民が日常的に使うことはありません。また、東京の大きな道路に多くの車が走っていましたが、排ガスがまったく匂わないことがとても不思議でした。日本での経験を通して、ネパールの生活の利便性を向上させなければならないと改めて思いました。  9月5日(土)には、東京駅から有名な弾丸列車(新幹線)に乗って横浜に行き、1930年に建造され、今は港に係留されて博物館になっている氷川丸や、横浜港大桟橋を見学しました。  85年前に、豪華な客室に宿泊しながらの、横浜から米国シアトルまでの1ヶ月の船旅がどのようなものであったか、想像をたくましくしました。  また、40分間、横浜港を巡る遊覧船に乗ったこともとてもよい経験です。ご存知のようにネパールは内陸国なので、海がありません。インドでも海を見に行きましたが、横浜港とはまったく違っており、とても興味深い体験をしました。  私たちは来日中、京王プラザホテルまで地下鉄に乗ったら30分という、東京・勝ちどきにある「東京ビュック」というとても清潔で快適なオーナーズホテルに泊まりました。  このホテルから9月6日(日)の夕方、徒歩で往復1時間かけて、私はアルヤール氏と2人だけで、カトマンズでも耳にした「銀座」を訪問しましたが、これはちょっとした冒険でした。  9月8日(火)には筑波大学を訪問し、准教授をしている旧知のカマル・ラミチャネ氏と再会しました。彼は学生時代にNAWBで触読校正のアルバイトをしていたのです。  私の本業は、国立トリブバン大学の講師です。このため、筑波大学の訪問は興味津々で、とくに障害学生支援の様子を視察し、意見交換をしました。ネパールではまったく行われていないことだったので、とても参考になりました。  機械設備は、予算の関係もありすぐに設置することはできませんが、マンパワーを用いたサポートシステムはネパールでも構築可能で、検討に値する課題だと思いました。 ●CBRって、なに?  わが国を含む先進国の障害者リハビリテーションは、各地の障害者福祉センター等に対象者が入所、あるいは通所して行っている。カトマンズ郊外に1970年に開設されたカゲンドラ・ニューライフセンターも同様の施設である。  諸外国の援助による素晴らしい設備を備えており、その昔は日本の青年海外協力隊や米国の平和部隊の理学療法士や作業療法士等が働いていた。  ところがこのような快適な生活に慣れた入所者は退所を控え、トイレもないような不便な農村部の自宅に帰ることを拒否した。そのため多くの場合、社会復帰(リハビリテーション)の実をあげることはできなかった。  このため、かなり前から同センターは閉鎖に向けて事業を縮小しているが、現在でもまだ10人の入所者が残っている。  このような反省にたって、特に人材等の資源が限られている農村社会において、地域を基盤に資源を有効活用して実施するリハビリテーションとして、1980年前後から試行されたのがCBRである。そして、1989年に国連の主導によりマニュアル化されて、開発途上国では現在大々的に実施されている。 ●タパ、アルヤール両氏の来日スケジュール     8月31日(月) 13:30 TG320 カトマンズ空港発 18:15 TG320 バンコク空港着 22:45 TG682 バンコク空港発(夜間飛行)     9月1日(火) 06:55 TG682 羽田空港着 07:30 東京・新宿の京王プラザホテルへ 09:00 アジア太平洋CBR会議(CBR会議)登録 09:30〜15:00 開会式、全体会、分科会 18:30〜20:00 レセプション 20:30宿舎の東京ビュックにチェックイン     9月2日(水) 09:00〜17:00 CBR会議全体会、分科会 17:00 都庁展望台見学     9月3日(木) 09:00 CBR 会議全体会、閉会式 15:00 〜18:00 東京ヘレン・ケラー協会に移動し、来日中の全盲のネパール人歌手プラカシュ・ティミルシナ氏(26歳)の相談に応じる     9月4日(金) 09:30 日本盲人会連合のある日本盲人福祉センターへ行き、日本盲人福祉委員会(日盲委)竹下義樹理事長と面談し、ネパール地震の被災者に対して日盲委が150万円の支援を行うこと、ついては「覚書」を締結することで合意する 09:45〜10:30 日盲連の別室に移動し、日盲委指田忠司常務理事、近藤義親事務局長と「覚書」の具体的な内容について協議する 13:00〜14:00 ネパール語通訳小島純子氏(八王子盲学校教諭)と合流し、日本点字図書館見学 14:00〜14:40 豪雨の中タクシーで日盲連へ行き、ネパール地震被災者支援に関する「覚書」に調印 15:00〜15:30 日本障害者フライングディスク協会刈安達男理事長とヘレン・ケラー学院で面談 16:00〜17:30 ネパール地震被災者支援報告会  会場:協会ホール  司会:福山博理事・点字出版所長 ◇ 式次第 ◇  主催者挨拶:三浦拓也理事長  救援金(目録)贈呈  支援者・朝妻書店からの文房具(目録)贈呈  講師と通訳(小島純子先生)の紹介:福山理事  NAWBの活動とCBR:ホーム・ナット・アルヤール氏  「ネパール地震2015」の被害と被災地支援:クマール・タパ氏  質疑応答:福山理事  閉会の辞:石原尚樹常務理事 18:00〜20:00 高田馬場のネパールレストラン「マヤ」にて歓迎会     9月5日(土) 10:30 元町中華街駅にて小島純子氏と合流 11:00〜 日本郵船氷川丸見学、横浜大桟橋見学     9月6日(日) 10:00小島純子、プラカシュ・ティミルシナ両氏を伴い、国際視覚障害者援護協会を訪問し、石渡博明理事長、新井愛一郎理事と面談 15:00〜 宿舎近くの晴海トリトンスクエアー見学     9月7日(月) 11:30 西八王子駅近くの小島純子氏宅を訪問、昼食 13:30〜16:00 八王子盲学校を視察・意見交換     9月8日(火) 10:00〜11:00 JICA南アジア部松本勝夫次長と点字出版所会議室にて会談 13:30筑波大学を訪問し、カマル・ラミチャネ准教授の案内で視察・意見交換 16:30 カマル・ラミチャネ准教授宅訪問     9月9日(水) 11:00 東京ビュックチェックアウト 12:00荒川区町屋ふれあい館大橋咲子館長と町屋駅で合流し、ネパール料理店で昼食 13:00〜14:00 荒川区町屋ふれあい館見学 15:00〜17:00東京ヘレン・ケラー協会にて『点字ジャーナル』の取材 18:30東京駅で小島純子氏と合流して送別会 20:00 東京ビュックにて手荷物受け取り 21:00 羽田空港チェックイン     9月10日(木) 00:20 TG661 羽田空港発(夜間飛行) 04:50 TG661 バンコク着 10:15 TG319 バンコク発 12:25 TG319 カトマンズ空港着 ●横浜港クルージング 「海はインドで見たから・・・」と、当初タパ氏は消極的だったのだが、海なし国から来た賓客にはぜひとも案内したいのが、“ミナト横浜”。  すると「インドとはまったく違う・・・」という好印象・評価をいただいた。とくに山下公園から13:20発、「マリーン・シャトル」の40分間のクルージングは好天に恵まれ揺れることもなく、快適でよい旅の思い出になったようだ。 ●点字楽譜をいかに導入するか  タパ氏がささやいているのはネパールの有名な歌手プラカシュ・ティミルシナ(Prakash Timilsina)氏。  海外在住ネパール人協会(NRNA)の招きで、これまでに世界19カ国でコンサートを行っている。彼の相談で、ネパールでは誰も点字楽譜を知らないことに気づき、今後いかに導入するかが大問題となった。  ちなみに彼の名前をウェブ上で検索すると、ユーチューブでその甘い歌声を聞くことができる。 ●募金のお願い  ネパールにおける視覚障害者支援、とくに教育の充実をはかるために募金をお願い致します。  寄附金のご送金は下記口座をご利用ください。 郵便振替:00150-5-91688 ●寄附金に対する減免税措置  東京ヘレン・ケラー協会は、所得税法施行令第217条第1項第5号に掲げる社会福祉法人です。当協会に対するご寄附は、所得税法第78条第2項第3号及び租税特別措置法第41条の18の3、法人税法第37条第1項及び第4項の規定が適用され、税法上の特典が受けられます。 ●編集後記  今号は「NAWB会長来日特集号」となりました。  昨年の秋から日盲委近藤義親事務局長の助言を得て助成金の申請を行い、着々と計画を進めました。  開発途上国から日本にきた場合、大きな問題になるのが食費。そこで、『点字ジャーナル』に2回寄稿してもらい、その原稿料で賄うことにしました。  準備がおおよそ整ったところにネパール地震が起こり、一時はタパ氏の来日中止も覚悟しました。  青天の霹靂はもう一つありました。タパ氏等の来日とネパール地震被災者支援にとても親身になって、ご協力くださった近藤義親氏が、9月30日に突然亡くなったのです。  通夜式に参列して熱心なカトリック教徒だということを知りました。ご冥福をお祈り致します。(H. F.) ●発行:社会福祉法人 東京ヘレン・ケラー協会海外盲人交流事業事務局 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 TEL : 03-3200-1310 FAX : 03-3200-2582 http://www.thka.jp/ E-mail: XLY06755@nifty.com  ※迷惑メールが増えています。当協会宛のメールには、適切な「件名」をお書き添えください。