THKA

社会福祉法人 東京ヘレン・ケラー協会

点字ジャーナル 2014年9月号

第45巻9号(通巻第532号)
―― 毎月25日発行 ――
定価:一部700円
編集人:福山 博、発行人:三浦拓也
発行所:社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会点字出版所
(〒169-0072 東京都新宿区大久保3−14−4)
電話:03-3200-1310 E-mail:tj@thka.jp URL:http://www.thka.jp/
振替口座:00190-5-173877

目次

巻頭コラム:「ジョージア」とローマ教皇庁 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3
規約改正案を提起 ―― 理教連定期総会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5
“生き残る”ために ―― 2014ロービジョンセミナー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10
福岡・博多で感じた粋 ―― 正しい前向きなクレームのすすめ ・・・・・・・・・・・・
14
カフェパウゼ:サセックス大学とブライトン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20
鳥の目、虫の目:集団的自衛権と卓論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
23
仏眼協会盲学校へのレクイエム ― 空襲で消えた我が母校
  (8)学校行事 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
32
自分が変わること:赤瀬川さんの文体 その4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
37
スモールトーク:「五木の子守歌」と差別 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
42
リレーエッセイ:ドイツに行きたい! 〜「平和村」から教わったこと ・・・・・・・・・
44
外国語放浪記:香港とクリスマス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
49
大相撲:パワーだけではない、センスにも優れた“エジプトの怪人” ・・・・・・・・・
53
フィリピン留学記:アレックスとマイエット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
57
時代の風:障害年金「初診日」第三者証言で認定、
  行政評価局「バス停、視覚障害者に配慮を」、
  機内映像に解説放送導入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
61
伝言板:ヴォーチェ・アプリート声楽コンサート、「盲学校史」類目録発売中、
  国リハ「東光会」60周年記念会員大会開催、劇団民藝公演、
  附属盲音楽科定期演奏会、競い合い、助け合うコンサート2014、
  サイトワールド2014 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
67
編集ログ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
71

巻頭コラム
「ジョージア」とローマ教皇庁

 7月11日付『毎日新聞』朝刊のコラムに、「グルジア」はロシア語読みなので、「ジョージア」と英語読みにして欲しいと当該国が要望しているので、「外務省も呼称を変えるべく次期国会に法案を準備している」とあった。これが事実なら、この秋にも「ジョージア国」の誕生となる。
 あのスターリンの出身地として有名なグルジアが呼称変更を求めたのは、2009年の3月10日に外相同士が都内で会談した席だったので5年前のことだ。ロシアと対立関係にある面積が日本の5分の1、人口430万人の小国に対して、これまでわが国外務省は冷たかった。世界の9割の国が「ジョージア」と呼称しているのに、頑なに「グルジア」を墨守してきたのである。
 国名に関しては歴史的経緯と背景があるので、簡単に当該国の要望に添っていたら大混乱を来す恐れがあるので、事は慎重であるべきだ。外務省はイギリスを、「英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)」と表記するが、なぜ、「イギリス」ではないのか? パリに首都を置く国はなぜ、仏国ではなくて「フランス」なのか? なんて言い出したら蜂の巣を突っついたような騒ぎになる。
 ところでグルジアは6月末にEU(欧州連合)との連合協定に署名したので、近い将来EUに加盟する可能性が高まった。少なくともEUの後ろ盾を得たことは間違いないだろう。それを受けて外務省も重い腰をあげたのだろうか?
 それならこの際、「ローマ法王庁」という表記も、バチカンの要望どおり「ローマ教皇庁」へと変更を認めてはどうだろうか。国防と外交はEU加盟国のイタリア政府に権限譲渡しているのだから。
 たしかに「法王」と「教皇」を混用していたのはカトリック教会の責任だが、1981年2月のヨハネ・パウロ2世の来日を契機に「ローマ教皇」に統一して、すでに33年もたっているのである。何も神様を相手に意地を張る必要はないと思うのだが? あるいは我が外務省は神をも恐れぬ存在なのであろうか?(福山)

カフェパウゼ
サセックス大学とブライトン

 来月の本誌「フィリピン留学記」から石田由香理さんの肩書きが、「英国サセックス大大学院修士課程」に変わるので、ここで同大を簡単に紹介しよう。

サセックス大学

 サセックス大学(University of Sussex)は、イングランドの南東部イースト・サセックス州ブライトンのサウスダウンズ国立公園内にある1961年設立の総合大学である。比較的新しい大学ながら、これまでに3名のノーベル賞受賞者を輩出している。
 同大の西隣はイングランドの歴史的建造物を保護する目的で英国政府により設立されたイングリッシュ・ヘリテッジが管理するスタンマー・パークという巨大公園で、美しい草原、小道、教会などがある。このように美しい自然に囲まれたキャンパスは、「浜辺のロンドン」と呼ばれるほど活気があり、しかもビーチ、音楽、パーティーの街として有名なブライトン中心部からわずか6kmのロケーションにある。
 ロンドンからブライトンへのアクセスは鉄道と長距離バスの「コーチ(Coach)」がある。鉄道は、ロンドン中心部のヴィクトリア駅からブライトン駅まで約50分。コーチの場合は、ロンドン中心部からブライトンまで約2時間だが、コーチは深夜でも運行しており、ブライトン市内数カ所に停車するので、鉄道を使うより便利なことも多い。ロンドンの空の玄関口ヒースロー空港へもコーチでの所要時間は約2時間である。
 ブライトンは、ロンドンから日帰りで行けるビーチリゾートとして人気で、夏には多くの行楽客が訪れる。
 日本人の視覚障害学生としては、1984年に大阪府で生まれて筑波大学を卒業し、日本赤十字社に勤め、退職後1年間スーダンで視覚障害者の教育に関するボランティア活動をした福地健太郎さんが、2012 年9月から同大大学院修士課程に留学し修了している。
 サセックス大学の先生に、さかんに「ケンタローは優秀だったと繰り返し言われたので、それがちょっとプレッシャーなんです」とは石田さんの言。

『ハジババの冒険』

 実は石田さんにいわれるまで、私はサセックス大学という存在を知らなかった。彼女は第2志望のロンドン大学大学院にも合格しており、開発学に関してはサセックス大学の方が上であるということを聞き、そういうものかと思った次第である。
 だが、サセックス大学のあるブライトンという地名には聞き覚えがあった。『ハジババの冒険』という英国の外交官であったジェームズ・モーリア(James Justinian Morier:1780〜1849)が退官後に、ペルシャ滞在中の知見に基づいて書いた19 世紀初頭のイラン社会を活写する波瀾万丈、痛快無比の風刺小説がある。イランの古都イスファハーンの床屋のせがれが、生まれついての才気と弁舌に加え、術策を弄して世を渡り、浮き沈みの多い人生の後に政府高官に成り上がるというピカレスク(悪漢)小説だ。
 その作者であるモーリアが、晩年に住んだのがブライトンで、英国のなかでは比較的温暖で天候も安定している保養地である。(福山)

鳥の目、虫の目
集団的自衛権と卓論

 41年前から私は毎朝、毎夕、『毎日新聞』を読んできた。したがって、同紙のリベラルな社論は一応承知しているつもりである。しかし、時々、明らかに社論に反するコラムが掲載されることがあり、そしてその多くが読み応えがあるので、楽しみにしている。そのために『毎日新聞』を購読していると言っても過言ではないほどである。
 むろん社論に反するものを無闇にありがたがっているわけではない。保守的主張に共鳴するのであれば、そのような新聞を購読した方が身のためであろう。
 社論にあらがってコラムを書くには、筆者にはそれなりの度胸と、用意周到な準備と精緻な論理の組み立てが必要であるから、自然にすぐれた論説「卓論」になると思われるのだ。下手をしたら十字砲火を浴びて炎上するか、その前に掲載拒否の憂き目に遭うからである。その点、社論に迎合した記事は、どこの新聞も安直で粗雑なものが多く面白みに欠ける。その代表が読まれない記事の代名詞でもある「社説」であるというのは、まあ、それはちょっと言い過ぎであろうか。

「近聞遠見」を読んで

 昨年の12月まで、『毎日新聞』の毎月第1土曜日に掲載されていた岩見隆夫毎日新聞特別顧問による「近聞遠見」も楽しみにしていたコラムのひとつであった。今年(2014)1月18日に肺炎のため同氏は78歳で逝去されたので、読めなくなったのが残念である。
 どのように社論と違っていたかといえば、毎日新聞は昨年5月3日付朝刊の「社説」、「憲法と改憲手続き 96条の改正に反対する」でも明らかなように社論は護憲だが、岩見氏は改憲を主張する。
 たとえば、昨年7月6日付朝刊 に掲載された「近聞遠見」は「『国敗れて憲法残る』では」という刺激的見出しであった。そして作家の野坂昭如氏や大江健三郎氏を「9条さえ守れば平和は永続するのか」、「国を守る」とは何か、突き詰めて考えたことがあったのかと厳しく批判する。安倍首相の「現在の自衛隊は国際社会が認めるれっきとした軍隊なのに、9条2項の『陸海空の戦力は保持しない』とする条項に合わない」に理解を示し、「その通りで、誰も反対できない」と断定する。だが、9条擁護論者は、それでも9条の理想主義を掲げ、文言を変えないことこそが平和を実現する道と主張し、安倍の形式論とは到底かみ合わない。そこで、国を守るとは、具体的に何をすることか議論を深めなければならない。敗戦後の旧満州に1年半残留し、11歳の時日本に引き揚げてきた自らの体験から「9条1項(戦争の放棄)が掲げる通り二度と戦争を起こしてはならないが、不幸にして侵略されたら、絶対に負けてはならないこと、敗北は民族の大悲惨である。独立国として、また『不敗』の備えとして精強な軍隊を持つのは初歩で在り、軍事大国とか軍国主義とは無縁なものだ」と述べている。明らかに毎日新聞の社論よりかなり保守的である。このコラムを読んだとき、私はフィリピンと米軍の教訓を思い出した。
 米国とフィリピンは、1951年に米比相互防衛条約に調印し軍事同盟を結んだ。しかし、冷戦終結によって見直しが図られ、1991年のピナトゥボ山大噴火によって基地が被災したこともあって両政府間で在比米軍の撤去が決定した。そして1992年にフィリピンは米国の軍事的な影響下から離脱し、1995年を最後に米比共同の軍事演習も取りやめたのである。
 その結果どうなったかというと、在フィリピン米軍が撤退完了直後の1995年に、長年フィリピンが管理下に置いていた南沙諸島(スプラトリー諸島)のミスチーフ礁を、フィリピン海軍がモンスーン期でパトロールをひかえていた隙を狙って、中国が占領して建造物を構築したのである。
 そこでフィリピンと米国は2000年に共同軍事演習を再開し、2001年の米国同時多発テロ事件を契機に、フィリピンのアロヨ大統領は、クラークとスービック両基地を米軍が再使用できるように承認したのであるが、後の祭りである。
 フィリピンの憲法には戦争放棄の規定があり、しかも年間軍事予算は、約1,500億円しかなく、しかも兵力12万人の陸軍中心で、海軍の兵力は2万4千人で、おそらく日本の海上保安庁よりも非力な装備しか持たないのである。
 この教訓から学べるのは、わが国が戦後69年間平和であったのは、憲法9条のお陰ではなく、なにより米国の軍事的な影響下にあったからだといえないだろうか。
 日本と米国は、日米安全保障条約を結んでいるが、これは一種の軍事同盟である。軍事同盟を結んでおいて、自衛権を個別と集団に分けて考える論拠はいったい奈辺にあるのか私にはわからない。
 スイス連邦は永世中立国だが、これはその名の通り、戦争が起きた場合にどこの国の応援もしないし、支援も受けないと宣言した国であるということである。そういう意味では集団的自衛権を自ら放棄した個別的自衛権のみの国である。このため人口804万人の小国にもかかわらず徴兵制を敷き、陸上自衛隊15万1,000人よりも多い18万5,000人という兵力を維持しているのである。
 ルクセンブルクは1867年の建国時より、非武装政策の永世中立国であったが、第一次世界大戦・第二次世界大戦ではドイツが一方的に侵犯して武力占領した。このため同国はそれに懲りて、第二次世界大戦後の1949年にNATOに加盟し、永世中立および非武装政策を放棄したのであった。

「金言」と「記者の目」

  処世上の手本とすべき内容を持つすぐれた言葉を「金言(金の言葉)」という。金言と同じ漢字を書いて、「キンゴン」と読ませるコラムが、毎週金曜日の『毎日新聞』朝刊に掲載される。著者は西川恵編集委員で、1947年生まれの男性である。社会部を経て外信部が長かった人で、1996〜1998年はローマ支局長を勤め、フランス政府農事功労賞やフランス国家功労勲章を受章しているグルメな方である。
 同氏が本年7月4日の「金言」に、「私は集団的自衛権の解釈が限定的なこと、日本の置かれた厳しい安全保障環境、国際貢献にもっと積極的であるべきだとの点から、集団的自衛権は容認する立場だ」とはっきり述べ、「集団的自衛権は攻撃力(矛)を高めるものではない。『無法の既成事実を突きつけることは非常に危険だ』ということを威圧的な相手に考えさせるためのいわば防御的な盾である。自衛隊が米艦を守ることで戦争に巻き込まれるというのは理屈ではあり得るだろう。しかしまず盾を固め、隙を見せないことが抑止力の上では重要だと思われる」と書いている。
 ちなみに毎日新聞の社論は、7月1日の「社説」のタイトルが「集団的自衛権 閣議決定に反対する」であるから明かであろう。
 また、『毎日新聞』7月17日付朝刊「記者の目」には「集団的自衛権と湾岸のトラウマ」と題して、布施広論説室専門編集委員が書いている。
 同氏はカイロ特派員、ワシントン特派員、北米総局長を歴任した国際派で、1995年にはイスラエル・ヘブライ大学のトルーマン研究所に客員研究員として社命留学もしている1953年生まれの国際派である。
 布施氏は、今回の集団的自衛権をめぐる論戦に「湾岸のトラウマ」というキーワードが出てくると書く。しかも、1991年に自分が実際に前線で取材した湾岸戦争が誤解されていると嘆く。「湾岸のトラウマ」とは、「イラクのクウェート侵攻に対し、国連決議に基づいて30カ国余りが参加した湾岸戦争。日本は130億ドルを支援したが、人的貢献を欠いて米国から『少なすぎて遅すぎる(too little, too late)』と責められた。国際社会からも評価されなかった」ことをいう。
 彼は、保守派は湾岸戦争の「教訓」を長年考え続けたのに対し、リベラル派は「トラウマ」として忘れようとする傾向が強かったのではないか。このため、「『こう書くのが平和主義なんだ』という安易で根拠のない思い込みが論理の緻密さを失わせ」、「私の目には『リベラル』の側に稚拙で雑な文章が多いように映った」と書く。そして、「私自身は2001年の米同時多発テロ後、日本周辺の防衛と邦人保護に限って集団的自衛権の行使を認めた方がいいと思い始めた。テロもそうだが、中国や北朝鮮も含めて国際秩序の流動化が続く。憲法解釈は大事だし、閣議決定を急いだ安倍晋三政権を批判するのも当然である。だが、安全保障や国際貢献が絡むこの問題は所詮、賛成と反対では割り切れないのではないかという疑いを禁じ得ない」と述べ、「米国の力に頼りつつ米国に巻き込まれるのを警戒するのは日本の宿命的な現実であり、二律背反的な要素を使い分けて日本は平和を保ってきたともいえる。そう簡単に日本が巻き込まれるとは思わないし、巻き込まれることを自明とする必要もない」と述べる。
 その上で「集団的自衛権をめぐる論戦は50年後100年後の日本を見据えた論議であってほしい。『私たち日本人は世界の中で、平和のためにどうしたいのか』。昔からリセットされがちな問いと向き合わない限り、行使を容認しようがしまいが、日本人は国際貢献でも安全保障でも主体的な選択はできないだろう」と結論づけている。(福山)

編集ログ

 先月は突然の訃報のため、予定していた日盲社協大会の取材記事が掲載できませんでした。そこで、1カ月遅れとなってしまったので、コラム風に書き換えての掲載となりました。そのためもあって、今号は期せずしてコラム特集のような構成になりましたが、涼風が吹いたでしょうか。あるいは、さらに蒸し暑さが募ったでしょうか。いずれにしろ、残暑お見舞い申し上げます。
 今号の「スモールトーク」の中で、私は清音の歌詞を濁音や拗音に改竄するのはけしからんと主張しました。それにも関わらず、恥ずかしながら津軽三大民謡のひとつ「津軽じょんから節」を「か」が濁る「津軽じょんがら節」とつい最近まで覚えていました。そして、今号の「伝言板」を戸塚デスクと読み合わせ校正していて、視覚障害者支援総合センター主催の「競い合い、助け合うコンサート2014」の曲名を見て「アッ!」と驚いた次第です。
 空耳、聞き違いはしょっちゅうなのですが、「じょんがら」と文字でもはっきり見た記憶があったので、これはとても意外なことでした。
 そこで、ネットで調べてみると、結構、「じょんから節」と並んで「じょんがら節」もヒットします。そして、1973年に公開された斎藤耕一監督作品、江波杏子主演の映画はなんと「津軽じょんがら節」のタイトルです。もちろんポスターにもはっきり大書してあります。
 一方、小説家の長部日出雄が1973年の直木賞を受賞したときの作品は「津軽じょんから節」(『津軽世去れ節』所収)です。同氏は津軽出身で、ふる里でしっかり取材なさっているので、これはもう間違えようがありません。
 さらに、過去のNHK「紅白歌合戦」の曲目や津軽三味線全国大会の課題曲も、「津軽じょんから節」となっていますので、清音の方が正しいとみていいでしょう。
 しかし、過去の新聞を検索しても、かなりの割合で「じょんがら節」が出て来るのは困ったものです。もって「他山の石」としたいものです。(福山)

投稿をお待ちしています

 日頃お感じになっていること、記事に関するご意見などを点字800字以内にまとめ、本誌編集部(tj@thka.jp)宛お送りください。

Copyright 2004 Tokyo Helen Keller Association. All Rights Reserved.

THKA