東京ヘレン・ケラー協会会報 青い鳥 第24号 2015年7月1日発行 発行人:三浦 拓也 編集人:石原 尚樹 発行:広報委員会 社会福祉法人 東京ヘレン・ケラー協会 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-20 本部、ヘレン・ケラー学院 電話 03(3200)0525 FAX 03(3200)0608 点字図書館 電話 03(3200)0987 FAX 03(3200)0982 点字出版所、盲人用具センター、海外盲人事業交流事務局 〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 電話 03(3200)1310 FAX 03(3200)2582 -------------------------------------------------- インデックス: ●ネパール地震で緊急募金 ●ランプの灯ボランティア養成講習会スタート ●平成26年度事業報告 ●平成27年度事業計画 ●賛助会員・一般寄付名簿 ●ヘレン・ケラー学院入学式 ●ヘレン・ケラー学院卒業式 ●国家試験に15人合格 ●自動感知の防犯灯設置 ●協会新理事に山田茂雄氏 -------------------------------------------------- ●ネパール地震で緊急募金 130万円の救援金送る 被災障害者・児にトタン板や制服を配布  東京ヘレン・ケラー協会は4月25日午前11時56分(日本時間同日午後3時11分)、ネパール中部で発生した「ネパール地震」により被災した視覚障害者を支援するための募金活動を行った。 まず点字と墨字を併記した『愛の光通信・号外』を作成して、ゴールデンウィーク前の5月1日に支援者等に呼びかけた。 この結果、海外盲人交流事業事務局に短期間に70万円以上が集まり、5月18日に現地に60万円を送金した。これによりネパール盲人福祉協会(NAWB)が拠出した50万ルピー(約59万円)の「障害者災害救援基金」と合わせ基金総額は100万ルピーとなった。  協会が送った60万円は、次のようにカブレ郡の被災障害者救援に使われた。 (1) 一時避難住宅の屋根を葺くために、トタン波板1セット(8枚組)を25世帯の被災家族に提供した (2) 被災した統合教育校サンジワニ・モデル校の被災視覚障害児童・生徒13人に制服を配布した (3) 上記の配布に加え、カブレ郡開発委員会から提供された毛布や米、ヘルプ・ネパールネットワークから提供された衛生キットを配布するための運送費も支出した。なお残金はヌワコット郡の被災障害者支援に使われる予定だ。  6月23日現在、当協会へ寄せられた救援金は合計約130万円。その内の60万円は既に送金済みなので、残額の約70万円を7月1日にNAWBに送金した。 NAWBのタパ会長等は、9月1〜3日に東京・京王プラザホテル新宿で開催する第3回アジア太平洋CBR会議に参加するために来日するので、同月4日午後4時から「NAWBの活動と、ネパール地震被災者支援報告・講演会(仮題)」を開催して、支援者への感謝とNAWBのこれまでの活動を、その背景と共に報告する。  一方、日盲社協、日盲連、全国盲学校長会で構成する日本盲人福祉委員会もネパール地震救援募金を開始したため、協会発行の『点字ジャーナル』6月号(5月25日発行)で広報すると共に、積極的にネパールからの情報を提供した。(2面に関連記事) ●ネパール地震 支援校全壊  地震発生直後の4月25日、ネパールへはメールも電話も通じず、日曜日の26日午前10時頃、ようやく当協会のボランティアであるホーム・ナット・アルヤール氏とネパール盲人福祉協会(NAWB)のクマール・タパ会長(全盲)に連絡がとれ、関係者の全員無事が確認された。また当協会がこれまでにネパールに建設してきた点字出版所、眼科診療所に付属したCBRセンター、寄宿舎はいずれも無事だった。  ただNAWBの理事4人と職員5人の自宅のうち7棟が全壊、2棟が半壊した。また当協会が支援する統合教育校のアマル・ジョティ・ジャンタ校の校舎は全壊した。  NAWBはただちに「障害者災害救援基金」を作り、5月2日から、首都・カトマンズに隣接するラリトプール郡で地震被災障害者へ救援物資として防水シートの配布をおこなった。また、5月8日には当事者団体であるネパール盲人協会(NAB)と救援活動合同会議を開催し、クマール・タパ会長を委員長に「震災救援対策調整委員会」を結成し、被災した10郡を2分割して、それぞれ5郡をNAWBとNABが担当することにした。 ●様々な場面でサポートを 新規養成講習会スタート 10人が参加 名付けて「ランプの灯ボランティア」 点字図書館では現在活動している点訳、音訳、図書サービスボランティアとは違う新しいボランティアを養成する事業をスタートさせた。図書館は「行動する点字図書館」をスローガンに、職員が館外に出て視覚障害者への情報支援を行っているが、この体制をさらに強化するために立ち上げるボランティア組織である。  新しい形のボランティアは「ランプの灯ボランティア」と名付けた。これは協会の精神的支柱であるヘレン・ケラー女史の「あなたのランプの灯をもう少し高く掲げて下さい。見えない人の行く手を照らすために」という有名なメッセージからとった。ボランティアは情報支援員のもとで、様々な場面で障害者をサポートをする。例えば各種イベントでの手引きや図書館での点字講習のお手伝い、館外で開く事業のサポートなどであり、幅広い活動が期待される。  こうしたサポートはしっかりした訓練を受けてから行う必要があるため、図書館ではボランティア希望者を募集、応募してきた10人に5月19日から養成講習会を始めた。全16回のコースは10月に修了する予定で、この間、視覚が不自由な方たちへの理解を深め、ガイドの基本や食事のサポート、アイマスク体験などの講習を行う。点字の習得も必要なため、並行して点字学習も続けている。  10人の小さなランプの灯が核となって、多くの人たちに輪が広がり、街で苦労している視覚障害者に気軽に声を掛けられる……そんな期待が膨らむボランティアグループの誕生も間近である。 ●音訳でも養成講習会  27年度は音訳ボランティア養成講習会も開催している。今回の応募者は18人いたが、選考で絞り込み、8人が5月9日から受講している。隔週で開いているため修了は3月になるが、受講者は音訳図書の完成が出来る日を目指して熱心に取り組んでいる。 ●平成26年度事業報告 【ヘレン・ケラー学院】  新入生の減少が止まらず、平成26年度の新入生は前年度より1名増の4名にとどまり、厳しい状況が続いた。学生総数は4月の時点において前年度より1名減の28名になった。卒業生・修了生は16名であった。平成27年の第23回国家試験において、あマ指師に10名中7名、はり師、きゅう師にはそれぞれ8名中7名が合格した。現役の受験者26名(延べ人数)中21名の合格で、合格率は81%であった。  サポートグッズフェアと同時開催した「感謝デー」には日頃臨床実習でお世話になっている近隣の方々などに3、4、5年生の16名が95名の患者に30分無料で施術をした。 【視覚障害者ガイドヘルパー養成研修事業】 主催6回、町田市社会福祉協議会との共催1回の7回の研修を実施した。厚生労働省から旧研修者への対応において、3年の猶予期間が発表されたためか、研修受講者は前年度より大幅な減になった。 【点字図書館】  40周年を迎えた点字図書館は通常業務を滞りなく遂行した。「駅や交差点での視覚障害者の歩行をサポートする」動画製作の企画が持ち込まれたため職員が協力。完成した動画はインターネットを通じ全国に流れ、「やり方がよく分かった。視覚障害者が困っているときに役立てたい」などの声が届いた。  図書関係では自館製作図書は点字図書が7%増、デイジー図書は前年度と同数であった。難易度が高く製作に時間のかかる医学書等の専門書に重点を置いた結果である。貸し出し数では点字図書が22%増、テープ図書は74%減となった。インターネットを利用する電子図書「サピエ」の直接利用者が増加したと考えられる。図書館の利用者は1,785名で、前年度より1名減であった。中途視覚障害者への点字講習は71回行い、延べ151名が参加した。パソコン講習には延べ56名が受講した。点字講習受講者交流会を4回実施。受講者やボランティアから好評であった。  40周年記念ボランティア懇親会を10月27日に開催した。点訳、音訳、図書整理の各ボランティア約30名が参加した。 【点字出版所】  昨年末の突然の衆議院解散総選挙で、急きょ点字教科書の点訳シフトを選挙シフトに変更するなど大変忙しい年末であった。小選挙区の立候補者や最高裁判所裁判官国民審査の対象者が前回より少なかったことと職員の頑張りで無事乗り切ることができた。文部科学省の著作点字教科書「視覚特別支援学校小学部用算数」も3月末までには発行できた。   盲人用具センターは、ヘレン・ケラー学院の学生を対象デイジー録音再生機や点字器など学習用機材を紹介した。また、機器の修理時には代替機を貸し出すなど対応した。  海外盲人交流事業は、ネパール盲人福祉協会の教育事業に対するフォローアップと3奨学金事業の運営を行い、昨年末ネパールで事業管理を行った。事業報告書「愛の光通信」を7月と12月に発行。事務局長が「障害分野NGO連絡会(JANNET)」の幹事として活動した。 ●平成27年度事業計画 【ヘレン・ケラー学院】  国家試験において、26年度も前年度以上の成績をあげるべく適切な指導と受験【ヘレン・ケラー学院】 昨年度は職員が約300カ所の東京都、埼玉県の関連部署はじめ病院、ハローワークなどに入学案内等の資料を持参や郵送をして、入学希望者の紹介を依頼した。また、数回の入学試験を設け、受験機会を増やすなどした。結果として27年度は11名の新入生を迎えることになった。27年度も新入生確保に向けて相談者への継続的なアプローチなど地道な努力を積み重ね、きめ細かい募集活動をする。  国家試験は26年度以上の成績をあげるべく適切な指導と受験対策に、職員、教員が協力して、推し進める。また、学院生の究極の目的である自立に向けた就職活動も推し進める。 【点字図書館】   27年度も「行動する点字図書館」のスローガンを堅持し、地域の視覚障害者への点訳・音訳図書の提供と情報支援、生活相談など様々なアプローチで情報と読書権および文化的な生活を享受するという三つの保障を確保するために行動する。そのために、新たなるボランティアグループを立ち上げる。視覚障害者をよく理解し、様々な場面でサポートするボランティで、「ランプの灯ボランティア」と名付け、必要な知識を修得し、視覚障害者の情報と移動の支援を行う。 【点字出版所】  昨年度受注した文部科学省著作点字教科書小学部の「算数」の後期分を作成する。平成28年度には盲学校の中学部用点字教科書が改定されるが、長年継続して、点字版著作教科書「歴史」の出版権設定契約を締結しているので、その製作をすることになる。選挙公報と教科書は誤記が許されず、製作期間が短く厳しい仕事であるので、特定の職員に過大な負担を掛けることになるが、出来るだけ仕事を細分化・分業化して業務の偏りを是正する。 経営の安定化のため引き続き、職員の就労意識革命に勤め、個々の生産性を上げ、業務の効率化を図る。視覚障害者の福祉向上・増進という使命を果たす。   ●資金収支計算書(下記、ホームページをご覧ください)  http://www.thka.jp/about/accounts_01.html ●事業活動収支計算書(下記、ホームページをご覧ください)  http://www.thka.jp/about/accounts_02.html ●貸借対照表(下記、ホームページをご覧ください)  http://www.thka.jp/about/accounts_03.html あ ●あたたかなご寄付をありがとうございました 平成26年度 東京ヘレン・ケラー協会賛助会員・一般寄付名簿 ★賛助会員(敬称略) 【本部扱い】 参天製薬(株) 【ヘレン・ケラー学院扱い】 新井定一、江津正一、川上喜美子、木村信一、帰山良子、酒井敬治、下坂清子、菅田亜季、菅聆子、鈴木力、鈴木房江、鈴木八重子、田中茂、中島憲一、中島政治、橋本三郎、三浦真人、矢作俊一 【点字図書館扱い】 青木素子、秋山由美子、天野ヒサ子、飯田新平、石原直美、磯崎治子、内田一夫、大葉利夫、岡澤芳行、小澤洋平、笠井実、片山恭子、川崎拓也、北岸保郎、小池輝勇、斉藤紀年夫、佐々木晴恵、志真和子、鈴木健夫、鈴木由紀、須藤憲一、中岡政子、橋本三郎、福島久仁子、本間みさ子、前田律子、松井忠夫、矢部萬寿子、山谷靖彦 ★一般寄付(敬称略) ★賛助会員(敬称略) 【本部扱い】 金谷紫之、山口均、参天製薬株式会社 【ヘレン・ケラー学院扱い】 新井定一、石田元治、伊東久雄、植田員弘、牛窪多喜男、小幡亮、小泉利治、小泉まり子、小林ふみ子、相良政孝、佐野雄彦、鈴木力、鈴木八重子、山米子、玉住博、中島憲一、中島政治、橋本三郎、東島桂、福井愛子、矢作俊一、山崎登志夫 【点字図書館扱い】 青木素子、秋山由美子、池原朋恵、磯崎治子、内田一夫、大須賀瑞夫、小澤洋平、押田剛、片山恭子、北岸保郎、金倫子、小池輝勇、斎藤紀年夫、清水奈美江、志村冨雄、鈴木克己、鈴木由紀、須藤憲一、谷合淑二朗、田村洋一、塚本弘毅、中山善雄、橋本三郎、畑千尋、原田秀夫、福島ふさ子、藤塚光治、星野博子、前田律子、正木研、松崎仁紀、溝口和子、宮本牧子、目黒聰子、諸岡和彦、矢部萬寿子 ★一般寄付(敬称略) 【本部扱い】 稲山輝機、加藤直之、金谷紫之、杉田安男、匿名、長谷川航、持木恵理、森田マキ、山口均、山田茂雄、朝日管財株式会社、毎日新聞東京社会事業団 【ヘレン・ケラー学院扱い】 管聆子、新井定一、石川晶夫、石川照子、石田元治、乾法行、井上武、今泉新治、上之薗誠二、植田員弘、生沼馨、大井川和子、大岩妙子、大島千惠子、小栗誠夫、加瀬峯夫、神田敏男、歸山良子、黒岩康孝、黒澤絵美、小谷政夫、沢田昌憲、鹿濱秋信、杉田安男、杉本勝、須藤憲一、大澤孝一、平光子、玉住博、提橋トク、徳田好美、直井利江、中島憲一、根本博行、平原皓一郎、星野博子、本多三治郎、三浦拓也、三浦真人、山口智永子、山口朋世、山崎登志夫、横山勝幸、吉岡諒、吉澤巌、渡辺崎子、渡辺武松、毎日新聞東京社会事業団 【点字図書館扱い】 青木弘、青木素子、穴沢勲、安藤靖雄、飯田新平、磯辺恵子、市角誠、井上誠一、猪俣栄二、入ゆみこ、岩野英夫(一歩の会)、永木和夫、江良昭雄、大石文雄、大葉利夫、大村みのり、大室幸一、落合長利、加藤則夫、菊地寛子、木原正、経塚良末、工藤幸雄、小池輝勇、小柳紀男、斉藤マサオ、酒井町子、塩田和夫、島村斉、白川恵美子、白川恵美子、鈴木由紀、関喜之助、高橋敏朗、田澤芳行、田島静枝、谷口旭、田村徳章、寺川光男、土居義則、藤間武子、戸沼京子、永井建史、長尾まり代、長谷川あけみ、畠山千代子、畑秀美、東山寛、平林寿美子、平山昭男、藤田ひろ子、藤塚光治、藤根輝男、古谷澄、本間みさ子、松浦節子、松田千富美、松野則彦、松本良敬、丸山進弘、宮本美明、村上工、森明彦、森克美、山内経、山内龍子、山口義雄、山アセツ子、山ア洋子、山田剛、山谷靖彦、油布勝美、渡辺悦夫、渡辺武松、NTT東京福祉文化事業団ゆいの会、木村眼科クリニック、北海道大学東京同窓会、毎日新聞東京社会事業団 【点字出版所扱い】 斉藤満、松本松扇、村松金男、エムコマース株式会社 【海外盲人交流事業事務局扱い】 青木貞子、阿佐博、安藤生、飯田光江、石井芳重、石田隆雄、植竹清孝、上野伊律子、上村小夜子、遠藤利三、大島秀夫、大橋東洋彦、岡本好司、小野塚耕吉、貝元利江、勝山良三、加藤和広、金田敏子、苅安達男、川尻哲夫、菊井維正、北原新之助、木塚泰弘、木村ちづ子、小泉周二、甲賀佳子、古賀副武、小島亮、後藤晴子、小長谷正夫、小森愛子、近藤光枝、斎藤惇生、酒井久江、坂口廣光、坂齊勝男、佐々木信、指田忠司、佐藤達夫、白井雅人、鈴木雅夫、染矢朝子、高橋恵子、橋秀治、竹脇美帆子、田中徹二、田中正和、田村和凡、当津順子、当山啓、長岡英司、中嶋千代志、根本弘道、野津虎雄、林春枝、林紘子、原田美男、富久縞博、間下勉、増野幸子、松浦健三、松下信雄、御本正、宮下浩子、茂木幹央、森栄司、森山朝正、山本幸子、吉田重子、ラマチャンドラ、渡辺直明、渡辺勇喜三、日本盲人福祉委員会、岐阜県立岐阜盲学校高等部生徒会、ネパール料理エベレストキッチン、有限会社大本印刷、園田鍼灸院、株式会社高垣商店、毎日新聞東京社会事業団 ●新入生11人 力強く誓いのことば  4月7日、平成27年度入学式・第1学期始業式を行い、高等課程6人、専門課程5人の計11人の新入生を迎え、学生総数は27人になった。  新入生を代表して津田佳代子さんが「同じ志を持った仲間たちと手を携えて、充実した学院生活を送ることを誓います」と誓いのことばを述べた。三浦拓也学院長は「厳しい授業が待っているが、所期の目的を達成する決意を持ち続けてほしい」と激励した。 ●8人に卒業証書、修了証書も8人に  平成26年度卒業式・修了式・第3学期終業式は3月13日に行われた。旧カリキュラムで勉強した最後の学年となる5年課程6人、専門課程2人の計8人に卒業証書が授与され、高等課程あん摩マッサージ指圧科修了生8人に修了証書が渡された。続いて、1年間の学業成績優秀者に贈る優等賞を6人に、努力賞を2人に授与した。卒業生代表として5年課程の杉原史規さんが答辞を述べ、たくさんの拍手に送られて式を閉じた。 ●アマ師、は・き師に15人合格  第23回国家試験は平成27年2月21、22の両日に行われた。あん摩マッサージ指圧師は既卒者含め15人が受験し、8人が合格した(合格率53%)。 はり師、きゅう師は既卒者含め9人が受験、7人が合格した(同78%)。  残念ながらいずれも昨年を下回る結果となった。 ●自動感知の防犯灯設置  2月9日夜にヘレン・ケラー学院と点字図書館に侵入窃盗があった。警察によると、犯人は毎日新聞社早稲田別館横を通り、夜間は暗い学院の裏口から中庭を通って侵入したと思われるということであった。 そこで6月19日に裏口の門扉に人が近づくと、人感センサーが感知して、一定時間防犯灯が点灯する工事を行った。冬場は、職員の帰宅時には日が落ちているので、この防犯灯が足下を安全に照らし出してくれるだろう。 ●協会新理事に山田茂雄氏  平成27年度第1回理事会が5月22日に当協会で開かれ、高橋秀治理事(ぶどうの木ロゴス点字図書館館長)の退任を承認し、山田茂雄新理事(ジャーナリスト)を選出した。高橋氏は評議員として引き続き協会の事業について審議していただく。 ? ---------- “視覚障害者と共に” 社会福祉法人東京ヘレン・ケラー協会 ホームページもご覧ください。 http://www.thka.jp