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点字出版所

点字印刷物の種類と製作工程

当協会の点字印刷物の種類

1. エンボス(凹凸)式点字

紙にエンボス(凹凸)加工をほどこして点字を印刷する方法。   

(1) 亜鉛板プレス印刷

二つ折りにした亜鉛板に自動製版機で直接点字の凹凸を打刻し、亜鉛板の間に紙をはさんでプレス印刷する。

  

【長所】

  • 版を作成するため誤字・脱字を修正し校了になれば、以後点字が変わることはなく正確な点字文章を安定して印刷・供給でき、全ての点字出版物作成に適している。
  • 製本もタイトルの活字を印刷した表紙でくるんでホチキスで綴じたり、あるいは一般図書と同じように糊付けで綴じる、本の形も可能。
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【主な作成物】
  • 広報、委託印刷物(福祉のしおり、便利帳等)、選挙公報(選挙のお知らせ)、点字図書等
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(2) 点字プリンター印刷

パソコン点字ソフトを使って点字データを入力し、専用の点字プリンターを使って連続用紙に直接凹凸を打ち出す。紙の両端にシートフィーダー用の20穴の穴が開いており、その穴を利用してバインダーで綴じる。
製版・印刷・製本の技術や設備のないボランティアや貸し出し用に本を1冊作成すればよい点字図書館、視覚障害者職員のための会議資料等を1部作成している自治体などが主に使用。   
【長所】
  • 版を作成しないため安価で、3部以下の少部数のパーソナル点訳や製作者が全ての責任を取れる印刷物の作成に適している。
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【短所】

  • 点字プリンターやプリンターケーブルが違法高出力無線の電波や電気的な雑音を拾った場合、また故障や接触不良などで文字化けした点字を打ち出す危険性が時として発生する。
  • 精密機械なので使用している内に部品の消耗・摩耗が起こり、点字を打ち出す6つの点のピンの内のひとつが弱くなったり、または全く打ち出されていない状態で、点字がプリントアウトされてしまうことがある。このため委託(発注)先の不信にもつながりかねず、公的出版物や大量部数の委託作成物には適さない。
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2. 固型式点字(東京ヘレン・ケラー協会のみ)

固型用製版機により、亜鉛板に直接点字を打ち貫き、高速輪転機に取りつけて印刷する方法。樹脂インクを用い特殊クラフト紙に印刷し、熱で固める。   
【長所】
  • 高速輪転機による印刷で、1セクション(16ページ)の点字印刷物が1分間に10〜15部印刷できる(2機所有)。
  • 1組の版で10,000部印刷可能。
  • 文字数がエンボス式(B5判で1ページ250字)より多く入り(1ページ600字)、多部数作成の場合、エンボス式より安価、短期間で印刷できる。
  • 二つに折っても点字がつぶれず、また水に濡れても点字がつぶれない。
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【エンボス式との大きな違い】
  • 出版物のサイズが大きい。
  • 少部数ではコスト高になる。
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【主な作成物】
  • 広報、選挙公報(選挙のお知らせ)、点字ジャーナル、ライト&ライフ
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