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海外盲人交流事業

安達禮雄育英基金

安達禮雄育英基金の創設
―― 奨学金の給付は2010年4月から ――

 当協会がネパールで実施する事業の熱心な後援者であった安達禮雄氏が、2007年秋に逝去されました。遺族である安達家から同氏を記念した奨学金をネパールに創設したいとの申し出があり、同年12月に200万円が当協会に寄せられました。

 当協会海外盲人交流事業事務局長は、2008年8月のネパール出張時に、この件についてネパール盲人福祉協会(NAWB)会長をはじめとする同協会幹部と協議しました。
 NAWBからは「ネパールには貧しさゆえに就学できない視覚障害児が大勢いるので、大変ありがたいお申し出であり深謝する。NAWBには同様の奨学金が3件、事業基金が4件あり、長年の運用実績を誇っており、問題点はなにもない。具体的内容に関しては、後日文書で提示したい」と、申し出に対する心からの謝意と、この基金を確実にネパールの視覚障害児のために役立てることへの強い決意が表明されました。

 その後、NAWBは、創設する育英基金の内容を文書で提案してきました。その骨子は以下のとおりです。

  • 奨学金の名称は「安達禮雄育英基金(Reo Adachi Scholarship Fund)」とする。
  • 安達禮雄育英基金を保証するため、安達家、NAWB、当協会の3者が「覚書」を交換する。
  • NAWBは200万円に相当するネパールルピー(以下、ルピーと略す)をカトマンズの信頼できる銀行に定期預金として預け、2010年の4月からその利息の中から奨学金を給付する。
  • NAWBは、定期預金から得られる銀行利息だけを使い、元金は、定期預金の口座に常に保たれ、安達禮雄育英基金は永続するものとする。
  • 支給対象者は小学校から高校までに就学する視覚障害児・生徒5名を予定しており、1人あたりの奨学金は年額1万5,000ルピーとする。
  • 奨学生が高校教育を終了すると安達禮雄育英基金は新しい視覚障害児に与えられるものとする。
  • NAWBは奨学金総額の5%を超えない金額を管理費として使用できる。
  • NAWBの年次総会において、安達禮雄育英基金の事業報告と会計報告を行う。
  • NAWBは毎年12月末に、安達家と当協会に対して、奨学生の学業報告と会計報告を行う。

 安達禮雄育英基金を保証するため、安達家、NAWB、当協会の代表が2008年11月9日付けで「覚書」を交換しました。

 2008年11月27日、当協会は「安達禮雄育英基金」を創設するため、安達家よりお預かりしていた200万円をNAWB宛に送金しました。

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