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ガイドヘルパー養成研修事業

同行援護従業者養成研修

3. 【非実施】同行援護一般課程(従業者用―20時間)

<初心者で一般課程のみ受講を希望される方へ>
 ガイドヘルパーとは、「従業者要件」を満たした方を指しますが、発表されている一般課程のカリキュラム科目には「交通機関の利用」が含まれていません(カリキュラム詳細は別表の通り)。このため、初心者で一般課程のみを修了した方がガイドヘルパーとして就職を希望されても、「乗り物を利用しないニーズ」にしか対応出来ません。ガイドヘルパーの採用先である派遣事業所も「乗り物を利用しないニーズ」がない限り、一般課程修了者は採用されないと思われます。
 当協会としては、発表されている一般課程のカリキュラムは、「同行援護養成研修を希望する初心者の方にご案内できる内容ではない」と当初から判断しています。この課程だけでの研修は「利用者の意向」に沿った内容からはほど遠く、たとえ研修を修了しても、実際に生かすことができなければ宝の持ち腐れとなってしまい、研修を実施している事業者の責任すら問われかねないものと考えています。そのようなガイドヘルパーをほとんどの利用者は望んでおりません。

 また、32時間研修を2つに分けて受講する場合、初心者の方が一般課程のみを修了されてから、その後「応用課程」を単純に受講されても、その方は以下の問題をかかえることになり、「視覚障害者への理解」が削がれることを懸念しています。

<問題点>

  • 一般課程受講時期から応用課程受講までの時間差が大きくなればなるほど、一般課程内容は忘れがちになり、応用課程を受講しても理解できない恐れがあります。講師は研修中に一般課程と応用課程の両内容に触れたり触れなかったりするので、関連する内容の補足説明があるかどうかは講師任せとなり、一般課程の内容を忘れていると、応用課程の勉強についていけなくなります。
  • 講師が指導方針をきちんと持っていないと、さらに伝え漏れが発生します。応用課程の授業では、一般課程の確認も含めた授業にしないと、受講生の理解は深まりません。
  • 違う事業者で両課程を取る場合は、講師も異なるため授業内容につながりを期待するのはむずかしく、理解に至らないことがあります。
  • 1〜3については、厚生労働省の資質向上研修会で、同行事業を行う講師に課程分け時の教え方やフォローの方法も教えていますが、この研修会で養成を受けた人がすべて同行研修講師をしているとは限らないのが現実です。
  • 「障害者の心理」は、一般課程では1時間枠ですが、1時間では初心者の方が障害者の心理を理解するにはむずかしいと考えています。一般、応用課程まとめて2時間は必要です。

<結論>

 当協会では一般課程の単独実施は、受講者に負担と不利益を与えると同時に、講師にも負担がかかることなどを考え、当初より実施しないことにしています。

 一般課程、応用課程と分かれた課程で捉えるのではなく、まとまった32時間の研修を受講されることが、最も「同行援護理解」への近道です。

 注:一般課程修了者は、厚生労働省が進める同行援護特定事業所加算の人材要件の対象とはなりません。

<ご案内>

お問い合わせ先
東京ヘレン・ケラー協会
ガイドヘルパー養成研修事業事務局 
担当 田村
電話03-3200-0525

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